NTTドコモは7月29日、FOMAとムーバの料金プランを統一すると発表した。新プランでは30秒課金にそろえる。併せて、従来時間帯や距離、通話先によって異なっていた区分も廃止する。新プランの提供は11月1日から。
新プランは、下表の通り。
プラン名 | 月額基本料金 | 無料通話分 | 30秒あたり通話料 |
---|---|---|---|
タイプSS | 3780円 | 1000円 | 21円 |
タイプS | 4830円 | 2000円 | 18.9円 |
タイプM | 6930円 | 4000円 | 14.7円 |
タイプL | 1万80円 | 6000円 | 10.5円 |
タイプLL | 1万5330円 | 1万1000円 | 7.875円 |
プラン名 | 月額基本料金 | 無料通話分 | 30秒あたり通話料 |
---|---|---|---|
タイプリミット | 4410円 | 2200円 | 21円 |
プラン名 | 月額基本料金 | 無料通話分 |
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タイプビジネス | 1万290円 | 5500円 |
パケット通信料は、従来と同様、ムーバで0.315円/パケット、FOMAで0.21円/パケット。また、パケット定額制プランの「パケ・ホーダイ」は、FOMAのタイプM、タイプL、タイプLL、タイプビジネスで利用できる。
iモードの付加使用料も変更する。従来ムーバは315円、FOMAは157.5円だったが、新料金プランでは210円に統一する。ムーバでは105円の値下げ、FOMAの場合、実質52.5円の値上げとなる。
また、ボリュームディスカウントなどの一部割引サービスは新料金プランには適用にならない。迷惑メール対策で導入したムーバの「最大400パケット無料」も適用されない(2001年6月18日の記事参照)。従来の料金プランは新規申し込みの受付を終了するが、継続しての利用は可能となっている。
料金プランを一新する理由は、従来のプランがあまりに複雑だったからだ。「1年くらい前からやらなきゃいけないと言ってきた。これまで大きな料金プランの変更をしてきて、こっちに手が回らなかったというのが実態」と、中村維夫社長は話した。
2007年には80%くらいが新料金に移行するという想定をしている。
KDDIとボーダフォンは、既に時間帯や距離、通話先による区分を標準プランでは廃止済み。課金単位も30秒または1分に統一していた。
また併せて、新料金プラン利用者向けに継続利用契約「いちねん割引」も変更(7月29日の記事参照)。最大25%に割引率を上げ、「ファミリー割引」との併用で最大50%割引を可能にした。
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