auがドコモを引き離して首位──8月契約者数

» 2005年09月07日 15時54分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 電気通信事業者協会(TCA)は9月7日、携帯電話/PHSの2005年8月の契約者数を発表した。携帯電話契約数は29万6300増えて、8883万2300。

グループ名 2005年8月純増数 累計
ドコモ 11万9900 4977万9300
au(KDDI) 18万5300 2053万8600
ツーカー −1万2700 352万6200
ボーダフォン 3600 1498万8200
Photo 各キャリアの単月の純増数

 7月に引き続き、8月もauが純増シェアトップに立った。先月はきん差での勝利だったが、今月はドコモの純増数が約12万、auは約18万5000と、差をつけることに成功した。

 ツーカーは、依然純減傾向が続いている。ボーダフォンは純増を達成したが、これは東京エリアで3400の純増を達成したことによるところが大きい。逆にいえば東北エリアや北陸、四国エリアなどでは純減している。

グループ名 単月シェア 累計シェア
NTTドコモ 40.5% 56.0%
au(KDDI) 62.6% 23.1%
ツーカー −4.3% 4.0%
ボーダフォン 1.2% 16.9%
Photo 各キャリアの単月シェアの推移

ドコモ、3G端末が約100万増

 3G端末の純増数で見ると、やはりドコモの伸びの大きさが目立つ。8月は約97万増で、PDCの85万減と合わせてムーバからFOMAへの移行の流れが顕著だ。

 ボーダフォンは純増数こそ先月から減っているものの、3Gの伸びだけで見れば先月の13万増を上回った。累計の3G数も増加し、全体の10%を超えている。

グループ名 2005年8月純増数(3G) 累計(3G) 3G率
ドコモ 97万1700 1587万8300 31.9%
au(KDDI) 26万2400 1929万7600 94.0%
ボーダフォン 16万0600 159万0100 10.6%

着うたフル端末、350万突破

 auは、BREWアプリ対応端末が1300万突破。先月から67万台増えており、好調な伸びといえる。着うた、着うたフル対応端末も順調に伸びており、着うたフル端末は先月300万台を突破したが今月は350万台を突破した。

 ボーダフォンは、再びボーダフォンライブ!対応端末が純減した。先月は純増したものの(8月5日の記事参照)、増加と減少が一進一退の状況になっている。

キャリア カメラ ムービー アプリ GPS 着うた Web
NTTドコモ 3876万 3239万 非公開 4500万3400
au(KDDI) 1831万 1764万 1300万(BREW) 1381万 1759万(うち着うたフル357万) 1744万6800
ボーダフォン 1267万8900 640万8400 992万4300 非公開 1278万6400
*「ムービー」は撮影した動画をメールで送信できる端末を指す。「Web」はボーダフォンは対応機種台数、ドコモとauは契約数。ドコモのカメラ付き端末の台数は、ドコモが発表したカメラ付きPDC端末の契約数とFOMAの契約数を合わせた数を表記

ウィルコムが6万増

 PHSでは、ウィルコムが好調を維持している。6月は8万以上の純増を記録(7月7日の記事参照)、7月は7万増となっており(8月5日の記事参照)、少しずつ延び幅が鈍っているとはいえ8月も6万増を達成した。

 ドコモは、相変わらず月5万のペースで純減している。またアステルグループも、既にサービス終了をアナウンスした東北インテリジェント通信(7月29日の記事参照)が100の減少。YOZANも純減傾向が続いており、今月は7400の純減を記録した。

グループ名 2005年8月純増数 累計
ウィルコム 6万0000 336万6900
ドコモ −5万1900 104万0800
アステルグループ −7500 7万4900
累計 600 448万2600

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