NTTドコモは三菱電機と共同で、「2画面ユニバーサルデザイン携帯」を試作、10月4日から幕張メッセで開催されるCEATECに参考出展する。年齢や性別、ITリテラシーの有無に左右されない使いやすさを目指す、ユニバーサルデザイン携帯向けの用途を想定している。
ボディ形状は折りたたみ型。背面は、光が透過する素材の下にLEDを配し、ドット絵や文字で現在時刻や通話・メールの着信を表示する仕組みだ。
通常の携帯電話のキーボード部分にタッチパネル式のディスプレイを装備。“メニューが多いことに抵抗を感じる”というユーザーの声に応えて、タッチパネルディスプレイに1度に表示されるボタンの数を最小3個に限定した。ディスプレイの下には切り替えボタンが用意され、押すと絵文字入力やテンキーボタンへの切り替えが可能。「手書きによる文字入力や機能の呼び出しにも対応している」(ドコモ)
タッチパネルは押すと手応えを感じる「フィードバック機能」を備える。文字入力は、1タッチ目で「あ行」「か行」などの行を選び、2タッチ目で任意の文字を選択する「2タッチ仮名入力方式」を採用。英数字や絵文字、記号の入力にも対応している。
2画面ユニバーサルデザイン携帯は、携帯電話としては世界で初めて「オートスキャン機能」を搭載した。これは、タッチパネルに並ぶボタン上に、一定周期で自動的にカーソルが当たる機能。ユーザーは使いたい機能の上にカーソルが当たった時に、ディスプレイをタッチすれば任意の機能を呼び出せる。「タッチパネル上のどの部分を押しても任意の機能にアクセスできるため、使いやすくなる」(ドコモ)
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