ボーダフォン、ARPUが前年同期比3.7%減〜第3四半期

» 2006年01月24日 16時48分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 英Vodafoneグループは1月24日、2005年度第3四半期の主要な経営指標を発表した。日本のボーダフォンの事業動向にも言及している。

 それによると、ボーダフォンの2005年度第3四半期の総合ARPU(Average Revenue Per User)は前年同期に比べ3.7%低下。前年度の高額利用顧客の流出や、料金施策の競争激化により継続的にARPUが減少している。

 ただし「第2四半期のARPUは前年同期比で5.4%低下していた。APRUの“低下率”は改善している」(ボーダフォン)。新定額サービスなどの導入により、ユーザーの利用量は増加しているという。

 ARPUの低下に伴い、第3四半期のサービス収入も前年同期に比べ4.5%低下した。非音声通信サービス収入は概ね安定しているが、音声サービス収入が6.2%減少したという。また顧客獲得費用は、顧客獲得数が減少したものの単価が上昇したため、結果的に前年同期並みに留まっている。一方で解約率は、年率換算で第2四半期の19.1%から17.6%へと改善した。

2004年9月30日 2004年12月31日 2005年9月30日 2005年12月31日
総合ARPU 6357円 6149円 6016円 5918円

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