ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のWIN端末「W41S」(W41S記事一覧参照)は、KDDIが立ち上げた総合音楽サービス「au LISTEN MOBILE SERVICE」(LISMO)に対応した新端末の第1弾だ。1月27日から販売が始まった(1月26日の記事参照)W41Sの詳細について、早速紹介しよう。
W41Sは、音楽携帯ということで、オーディオプレーヤーとしての使い勝手も気になるところ。また、EZ FeliCaや電子コンパスの採用、PCサイトビューアーの搭載、au ICカードへの対応など、本機はauの春モデルの中でもひときわ高機能なモデルだけに、注目点は多岐に渡る。しかし、まずは普段の使い勝手に影響する基本機能から見ていくことにしたい。
機能 | 状況 |
---|---|
EZナビウォーク | 着せ替え対応。声de入力対応。電子コンパス付き |
QRコード読み取り | ○ |
赤外線通信 | テレビコントロールも可能 |
外部メモリ | メモリースティックPro Duo (最大2Gバイト) |
BREW | 39.5Mバイト |
EZチャンネル | 対応。3番組まで |
カメラ | 125万画素CMOS。マクロ切り替えスイッチ |
ディスプレイ | 2.2インチ透過型TFT |
スピーカー | ステレオ |
短押し | 長押し | |
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左ソフトキー | アドレス帳 | アドレス帳新規登録 |
右ソフトキー | BREWアプリメニュー | 設定アプリ起動 |
上キー | スケジュール | 新規スケジュール |
下キー | データフォルダ | メモリースティックメニュー |
右キー | 発信履歴 | − |
左キー | 着信履歴 | − |
決定キー | メインメニュー | キーロック |
メールキー | Eメールメニュー | Cメールメニュー |
EZキー | EZメニュー | ソニー・エリクソンサイトへ接続 |
側面カメラキー | カメラ起動(静止画) | カメラ起動(動画) |
側面ライトキー | ※クローズ時、サブディスプレイ表示切り替え | ※クローズ時、LEDライト点灯 |
側面EZ FeliCaキー | − | ※クローズ時、Edy残高表示 |
ボディカラーはプラチナシルバー、パールホワイト、アズライトブルーの3色が用意されている。今回評価に試用したのはパールホワイトだ。外観上の特徴としては、モノクロ表示のサブディスプレイを搭載している点が挙げられる。最近はサブディスプレイを持たない機種も増えているが、時計だけでなく、電話の着信時には登録済みなら名前と電話番号が、メールの着信時には差出人と題名が表示される。また、EZアプリの起動中には「EZアプリ起動中」、メール作成中などには「Eメール中」と表示されるなど、なかなか多機能だ。Edyの残高表示もできるほか、音楽再生中には楽曲名とアーティスト名も表示される。
待受中の時計の表示は18パターン27種類から選べ、時計の秒数が表示できるものもある。ただし、この秒数表示は約30秒間だけで、その後は時分だけになるので、30秒以上時間を計りたい場合などにはメインディスプレイの時計を見なくてはならない。秒数を表示する時間は設定で変更できるようにしてほしいところだ。ヒンジ部にある着信ランプはソニー・エリクソン製端末ではおなじみの形状。不在着信時に最長約3時間点灯/点滅し続けて知らせてくれる機能が便利だ。色は25色の中から好みのものが選べる。サブディスプレイと着信ランプは、設定を変えれば連動して同じ色に点灯させることも可能で、着信ランプの色と点滅パターンをカスタマイズすることもできる。
ダイヤルキーは横長で、横に並んだ3つのキーの間には仕切りがない。1つ1つのキーは比較的大きめで、押しやすさに配慮し下部が軽く盛り上がっている。通常の使用において意図したものと異なるキーを押してしまうこともなかった。[アプリ]キーと[EZ]キーを長押しした際の動作をカスタマイズできる点は従来機同様だ。
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