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» 2006年02月24日 18時49分 公開

美しき野獣「おばさんが危篤よ!」Mobile&Movie 第200回

映画の中に登場する“モバイル製品”をご紹介する「Mobile&Movie」。今回は、韓流スター、クォン・サンウ主演の「美しき野獣」をご紹介。復讐の絶好のチャンスに鳴る携帯電話は主人公に何を告げるのか?

[本田亜友子,ITmedia]
作品名美しき野獣(RUNNING WILD)
監督キム・ ソンス
制作年・製作国2005年韓国作品


 今回ご紹介する作品は韓流スター、クォン・サンウの主演作『美しき野獣』。これまでのイメージを覆す、タフで荒っぽい刑事を演じています。

 ソウル警察の刑事ドヨン(クォン・サンウ)は、どんな凶悪犯にも恐れず立ち向かっていく熱血漢。上司から、その捜査方法が荒っぽすぎると注意を受けることもありますが、気にせず突っ走る一匹狼。そんな怖いもの知らずのドヨンも家族には弱く、特に父親違いの弟をかわいがっていました。しかし、いつからか弟はドヨンに反抗的な態度を取るようになり、ドヨンとはまったく正反対の悪の道へと入ってしまいました。

 そんな弟を嘆くドヨンの母親は数年前から入院しがちになり、今では退院のメドがたたないほど病は進行していました。ドヨンの母親を献身的に看病してくれているのがジュヒ(オム・ジウォン)。もともとは母親の食堂で働いていて、ドヨンにとっては妹のような存在。ジュヒのおかげで、仕事に打ち込むことができていました。

 ドヨンは弟が更正し、一刻も早く悪の道と縁を切ることを望んでいましたが、悲劇は突然訪れます。ドヨンの目の前で、弟が何者かに刺されて絶命したのです。逃げ去る男を追いかけるドヨン。しかし、追いつくことはできません。

 「救急車を呼んでくれ!」

 携帯電話を握り締めて、泣き崩れるドヨン。弟を殺した裏社会に対して怒りの炎を燃やします。あらゆる情報網を辿って弟を殺した連中を調べ上げ、大物マフィア、ユ・カンジン(ソン・ビョンホ)率いる巨大な犯罪組織が、その背後にあることを突き止めます。

 弟殺しの実行犯がいる場所へ、ドヨンはひとりで乗り込んでいきます。そこには数人の男たちがいましたが、命の危険も顧みず殴りかかるドヨン。そんなドヨンの姿を遠くから見つめる男がいました。それは、エリート検事のオ・ジヌ(ユ・ジテ)。オ・ジヌもまた、社会を腐敗させているユ・カンジンの犯罪を暴くべく、部下たちの監視を続けていたのでした。しかし、ドヨンが乱入したことから、計画は大混乱。ドヨンを取り押さえに出動します。

 オ・ジヌは手を引くよう説得しますが、ドヨンはまったく聞く耳を持ちません。さらにドヨンは、強引な捜査ぶりに批判が集まり、上司から停職処分に。それでも、なおユ・カンジンと部下たちの逮捕に執念を燃やすドヨンを見て、オ・ジヌは決意します。

 これまでさまざまな事件をオ・ジヌは告発してきましたが、巨悪を暴こうとすると必ず裏切者が現われ、罪を立証できなくなることも多かったのです。それは検察内部でワイロを受け取り、オ・ジヌを陥れる人間がいたから。金や権力に屈しないドヨンに、オ・ジヌは賭けてみたのです。こうして、冷静なオ・ジヌと衝動的なドヨンが協力して、同じ相手に立ち向かっていくことになりました。

 やがて、ユ・カンジンの側近の隠れ場所を突き止めた二人。今すぐ乗り込もうとするドヨンと、様子を見ようというオ・ジヌの意見は対立しましたが、ドヨンが折れて張り込みをすることに。絶好のチャンスが訪れた時、ドヨンの携帯電話のベルが鳴り出します。

 「おばさんが危篤よ!」

 病院にいるジュヒからでした。最愛の母までも失くしてしまうのか。ドヨンは迷いますが、弟の復讐を果たすため、現場に残ることに。ドヨンとオ・ジヌは、巨大な犯罪組織を潰すことができるのか? そしてドヨンの母親の命は? 愛と正義と男の友情に、心揺さぶられる作品です。

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