auの300万画素カメラ搭載端末「W41T」と「W41K」を比較する本企画、前回はそれぞれの端末で撮影した画像を比較した(3月28日の記事参照)。後編は“操作編”と題して、「W41T」と「W41K」の使い勝手や機能を中心に見ていく。
W41Kは、まず開いて斜め横から撮った写真を見てほしい。一番のポイントは、カメラが「本体と平行」じゃなくて「開いたときの液晶モニタ面と平行」についていること(2月27日の記事参照)。こうすることでレンズ部が少し分厚くなってしまうとはいえ、非常に撮りやすいのだ。モニタを正面から見たときに、レンズの向きと一致するから。
アイデアとして面白いのは、レンズは折りたたみの底面側(下ケース)なのに、LEDライトは背面側(上ケース)にもってきたこと。ディスプレイを開いた状態でしか撮影しないので、これで問題なく使えるし、デザイン的なアクセントにもなっている。
レンズはオートフォーカス(AF)付きで、撮像素子は300万画素のCMOSセンサー。写りは前回紹介したように、なかなかディテールもしゃきっとしてるし色もそれなりに安定していてよい。カメラの起動は約4.5秒とちょっと遅め。カメラキーはないので、メニューからカメラ機能を選択するのがいいだろう。
VGA以上の解像度では、端末を横に向けて撮ることになる。このため側面にもボタンはあるが、シャッターボタンのみ。基本的には中央の決定キーを押して撮るものと考えるのがいい。決定キーを中心に、左下のメールキーがAFキーになっており、AFを働かせてフォーカスロックできる。右下のEZキーはフォーカスモード。AF、マクロ、パンフォーカスを順繰りに切り替えることができる。
なお、AFには約1.6秒かかるので「AF+撮影」をいっぺんに行うと“実際に撮れるタイミング”を図りづらい。AFが効くのは画面中央部なので、いったん被写体を中央に置いてAFキーでフォーカスロックしてから、構図とタイミングを見計らって撮ると失敗が減る。
撮影モードは「通常撮影モード」と「編集撮影モード」の2種類。通常モードでは120×160ピクセル(ケータイ)から壁紙、さらにVGAから3メガの合計6段階が用意されている。編集撮影モードでは240×320ピクセル固定だが、画面を左右に分けたり上下に分けたりして、2枚を撮って合成するという組み合わせ撮影モードなどを楽しめる。
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