薄さ14.9ミリの3G携帯「804SS」を試す──ユーザーインタフェース「804SS」レビュー(1)(2/3 ページ)

» 2006年04月17日 19時12分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

なかなか便利な「スピード検索」──アドレス帳

 アドレス帳は下キーに割り当てられており、タブ付きの一覧が標準になっている。タブ付きの一覧は「あかさたな検索」という名称で、一覧表示の際に数字キーによる操作ではタブ間移動しかできない(1で「ア行」、3で「サ行」)。そのため、1キーを複数回押すと「ア」の先頭、「イ」の先頭、「ウ」の先頭に移動するといった画面遷移には対応していない。

 上下キーの押しっぱなしによるスクロールは高速とはいえないが、左側面の上下キーでページスクロールが可能で、この操作は悪くない。左側面の上下キーは、左手で操作していればちょうど親指で操作できる位置にあり、使いやすい。

Photo アドレス帳はタブ形式。フォーカスした相手のみ電話番号が表示される

 アドレス帳には電話番号を5件、Eメールアドレスを4件ずつ登録可能。音声発信とTVコール、メールでは通常利用する番号やメールアドレスを設定できる。アドレス帳の一覧から発話キーを押して音声通話を発信すると、通常利用に設定した番号で電話をかける。メールでは電話番号とEメールアドレスのいずれかを設定でき、アドレス帳の一覧から「オプション」→「メール作成」を選択した場合などでは通常利用に設定した項目が宛先に入る。

 アドレス帳の検索機能は「あかさたな検索」「グループ検索」「ヨミガナ検索」「メモリ番号検索」「電話番号検索」「メールアドレス検索」の6種類が用意され、「電話番号検索」「メールアドレス検索」は部分一致による検索結果の一覧が可能だ。下キーを押すと、最後に利用した検索機能が呼び出され、常に「ヨミガナ検索」でアドレス帳を使うこともできる。

 少々面倒なのは「ヨミガナ検索」「電話番号検索」「メールアドレス検索」では、検索を実行して一覧画面に移行しないと、ほかの検索機能に切り替えられない点。例えば普段「あかさたな検索」を利用していて、「メールアドレス検索」を利用。次にアドレス帳を呼び出すと「メールアドレス検索」の入力画面が呼び出されるが、この画面では検索機能を切替できずちょっと戸惑ってしまう。メニュー→電話帳では常に「あかさたな検索」が呼び出せるようになっているが、もう一工夫ほしかった。

Photo 検索方法の切り替えはアドレス帳の一覧画面から「検索」(左ソフトキー)を押す(左)。必要十分な検索方法が備わっている。一部の検索方法では(右)、検索条件の入力画面で検索方法を切り替えられない。「クリア」「終話」キーで処理を中断できるのだから、左ソフトキーには「検索」を割り当ててほしかった

 検索方法はほかにも「スピード検索」が装備されている。待受画面でカナやアルファベットに対応するキーを押してから「検索」(左ソフトキー)を押すと、マッチするアドレスの一覧が表示される。例えば読みがなが「アイティメディア」なら、1(ア)、1(イ)、4(テ)、1(ィ)、つまり1141と入力してから「検索」を押すといった具合だ。「サイトウ」なら3141、ヨミガナがアルファベットで「itmedia」なら4863といった形で検索でき、覚えておくと便利に使える。

 海外などでは、よく電話の数字キーに印字されているアルファベットになぞらえて、社名や製品名を電話番号として表記することがある。スピード検索はこれの逆のロジックで、英字だけでなくカナにも対応したものといったところだ。

Photo 待受画面からダイヤルキーを押すとダイヤル画面に切り替わり、左ソフトキーが「検索」になる。「検索」を押すとダイヤルキーに対応する英/カナにマッチするよみがなの一覧が表示される

 発着信履歴は、左キーに着信履歴、右キーに発信履歴が割り当てられており、履歴一覧の表示中には左右キーで「発信」「着信」「不在着信」「全履歴」に切り替えられる。また発着信履歴からのメール作成にも対応している。「オプション」(右ソフトキー)→「メール作成」ではSMS/MMSのメール作成(宛先は電話番号)しか行えないが、「電話帳表示」を選んでメールアドレスを選択すればEメールを作成できる。なおメール履歴からの音声発信には対応していない。

Photo 発着信履歴は4種類で、一覧を簡単に切り替えられる。頻度(回数)も管理され、一覧から相手先を選んでセンターキーを押すと、過去の履歴も確認できる(左、中)。
Photo 発着信履歴からメールを作成する場合、相手がボーダフォン以外のユーザーなら「電話帳表示」を選択すれば、登録した任意のEメールアドレスでメールを作成できる

 待受画面で発話キーを押すと全履歴表示になり、再度発話キーを押せば最新の発信先または着信先にツータッチでリダイヤルできる。また音声着信時に閉じたままで左側面のキーを長押しすると、一時的に着信音をオフまたは切断(設定で変更可能)できる。ついマナーモードにし忘れた場合でも音声着信に素早く対応できるなど、音声通話周りの機能もなかなか充実している。

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