電気通信事業者協会(TCA)は5月10日、携帯電話/PHSの2006年4月の契約者数を発表した。携帯電話契約数は48万100増えて、9227万2100となった。
グループ名 | 2006年4月純増数 | 累計 |
---|---|---|
ドコモ | 25万3800 | 5139万7400 |
au(KDDI) | 35万3600 | 2305万2900 |
ツーカー | −13万9900 | 259万9300 |
ボーダフォン | 1万2600 | 1522万2500 |
4月に好調だったのは、やはりNTTドコモとau。それぞれ約25万、約35万の純増を記録しており、当分はこの2強体制が続きそうだ。ツーカーはこのところ10万を超える純減が続いており、4月には契約者数が約14万減った。
ボーダフォンは純減とまではいかないものの、1万2600の純増とドコモやauと比べてやや見劣りする。2月に1万2200の純増で、3月には新年度前のシーズンということもあり6万3400の純増と盛り返したが、4月はまた後退してしまった印象だ。
グループ名 | 単月シェア | 累計シェア |
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NTTドコモ | 52.9% | 55.7% |
au(KDDI) | 73.7% | 25.0% |
ツーカー | −29.1% | 2.8% |
ボーダフォン | 2.6% | 16.5% |
ドコモの3G契約(FOMA)は今月も110万300増え、3G率は47.8%にまで上昇した。3月の時点では45.9%だったので、このペースで伸びが続けば6月にも3G率が契約者数の半数を超えそうだ。
auの3G契約の純増は、月間の純増数を一割近く上回る38万5000を達成した。3月に3G契約が300万を突破し、3G率が20%を超えたボーダフォンは、今月も約23万増を記録。PDCが22万減となっており、着実に移行が進んでいる。3キャリアの3Gユーザーは合計で5000万を超え、5004万8000となっている。
グループ名 | 2006年4月純増数(3G) | 累計(3G) | 3G率 |
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ドコモ | 110万300 | 2456万3700 | 47.8% |
au(KDDI) | 38万5000 | 2221万3400 | 96.4% |
ボーダフォン | 23万3300 | 327万900 | 21.5% |
auは、BREW対応端末が先月比で約56万台以上増えている。GPS対応機も前月比で約52万台の増加となっており、ユーザーがハイエンド端末に乗り換えている状況が分かる。
ボーダフォンは、Web対応機がわずかに増加。純増数の少ない月では、Web対応機の数が純減することもあるが、4月は1万強の伸びを確保している。
キャリア | カメラ | ムービー | アプリ | GPS | 着うた | Web |
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NTTドコモ | 約4160万 | 非公開 | 約3610万 | 非公開 | 非公開 | 4658万9700 |
au | 2122万 | 2086万 | 1790万(BREW) | 1855万 | 2089万(うち着うたフル763万) | 2073万4200 |
ボーダフォン | 1313万1000 | 865万4800 | 1136万2400 | 非公開 | 非公開 | 1288万5500 |
ウィルコムは7万8700の純増を記録。純増数では携帯の“2強”には及ばないものの、伸び率で見れば高いものがある。累計契約数は約397万で、来月にも400万契約を突破する見込みだ。
NTTドコモは、3万6500の純減となった。PHS撤退を発表して以来毎月契約者を減らしているが、今のところまだ73万4600のユーザーが残っている。東北インテリジェント通信とYOZANはいずれも数百単位で契約者を減らした。PHS全体では、4万を超える契約者増となっている。
グループ名 | 2005年4月純増 | 累計 |
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ウィルコム | 7万8700 | 397万0600 |
ドコモ | −3万6500 | 73万4600 |
アステルグループ | −600 | 2万8100 |
累計 | 4万1600 | 473万3300 |
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