ドコモ・システムズ、液晶タッチパネル搭載の業務向けFeliCaリーダー

» 2006年06月15日 23時54分 公開
[ITmedia]

 ドコモ・システムズは6月15日、4インチのタッチパネル液晶モニターを備えるFeliCa対応非接触型カードリーダー/ライター「WB-1S」を発表、8月10日より開発者向けにサンプル出荷を、10月16日より一般販売を開始する。価格は10万5000円(税込み)。

 WB-1Sは、全国17大学で出欠管理システムなどにすでに利用されている「WB-1」の後継機として開発され、前面に4インチのタッチパネル液晶モニターとスピーカー、モニター上部に30万画素のCCDカメラを搭載する。

 本体は電池駆動ないしオプションのバッテリーキットでの駆動が可能で、有線LAN、USB、RS-232C端子、PCカードスロット、無線LANモジュールを標準で実装する。PCカードスロットの利用により、FOMAデータ通信カードやPHSデータ通信カードを利用したキャリア通信網への接続にも対応する。

 OSに開発環境が豊富なWindows CEを採用し、別途専用の開発キットなどを導入する必要がないのも特徴。例えば小学校向けの登下校通知システムや入室管理システム、企業向けの勤怠管理システムなどへの活用が想定される。仕様が公開されていることにより、既存システムへの導入や構築・運用も容易で、Webアプリケーション起動や動画再生が行える汎用の情報提供端末としても活用できるとしている。

 また、SSFC(Shared Security Formats Cooperation)/FCF(FeliCa Common use Format)に対応し、FeliCaカードや携帯電話を個人認証ID装置として活用できるシステムも備える。おサイフケータイ機能を利用した電子マネー決済や、利用者のスケジュール情報をトルカ機能で携帯電話に送るなどの活用方法も考えられる。

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