写真で解説する「910T」(2/2 ページ)

» 2006年09月29日 00時14分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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 910Tは筐体デザインは旧機種の904Tを踏襲し、機能はA2DP対応のBluetoothや1Gバイトの内蔵メモリ、320万画素MOSのメインカメラ、2.6インチの回転2軸液晶など、auの2006年夏モデル「W44T」の機能と似る部分も多い。同梱するBluetoothレシーバーは、W44Tに付属していたものとまったく同一/同色のもので、唯一、表面の“TOSHIBA”ロゴが“SoftBank”ロゴになっている点で見分けられる。ちなみにW44Tで行えた「Bluetoothレシーバーでの操作のみで、本体のミュージックプレーヤー起動・終了の操作が行える」(説明員)ような機能も備えるようだ。

 705SHとiPod nanoのセットパッケージを発売した理由についてソフトバンク孫社長は、「通話中に音楽は聴かない。逆に音楽を聴きながら通話もしない」ことから「それをくっつけてわざわざ大きくするのは無意味だ。音楽再生は、より音質のよい高機能のiPodで行うのが適している」と述べた。

 ただし、長らく“音楽ケータイ”をアピールし、ノウハウもある東芝製端末。「とはいえ、PCを所持していない/使わないユーザーも多数いる。“着うたフル”にも対応し、携帯だけで完結できる高機能端末も必要」(説明員)としている。

 なお、CDのリッピングなどPCで楽曲を管理できるデジタルオーディオソフト「BeatJam 2007 for 910T」(関連記事参照)が付属する(ここも先に受けた説明を考えると、やや矛盾しているようにも思えるが……)。端末の認識から(PC接続用のUSBケーブルも付属する)、楽曲のリッピング、圧縮、転送するまで、ワンタッチで音楽CDから本機に楽曲を転送できる「ワンクリックCD転送」機能などの特徴を持つ。

 対応する新サービスは、Yahoo!ケータイ、Yahoo!mocoa、S!タウン、PCサイトブラウザ、3Gお天気アイコン、ライブモニター、アレンジメール、マイ絵文字、フィーリングメール。

photophotophoto メニューにはキャラクター「くーまん」を用いたポップなものも用意。背景やアイコン、色調などを含めたメニューインタフェース全般を変えられる機能が備わる
photophoto カメラメニューでは、モバイルカメラ(壁紙サイズほど)、デジタルカメラ(最大2048×1536ピクセル)、ムービーメール(176×144ピクセルのムービー)、ムービー写メール(128×96ピクセルのムービー)、バーコード(QRコード)リーダーの撮影モードを用意する(左)。QVGA以上で撮影する場合は、メニューごと横位置スタイルになる(右)
SoftBank 910T
通信方式 国内:W-CDMA
海外W-CDMA、GSM(900M/1800M/1900MHz)
本体サイズ 約51(幅)×111(高さ)×23(厚さ)ミリ(折りたたみ時)
重量 約146グラム
連続通話時間 W-CDMA網:約200分
GSM網:約350分
連続待受時間 W-CDMA網:約450時間
GSM網:約320時間
充電時間 約130分
ディスプレイ メイン:2.6インチQVGA(240×320ピクセル)/最大26万色TFT
サブ:1.16インチモノクロ4階調(160×33ピクセル)
入力機能 Mobile Rupo
メモリ 内部:1Gバイト
外部:miniSD (最大2Gバイト/別売り)
主な機能 S!アプリ(メガアプリ)、国際ローミング、S!GPSナビ、S!キャスト、デルモジ表示、レコメール、ミュージックプレイヤー、Bluetooth(A2DP対応)、S!アドレスブック、着うたフル、TVコール、電子コミック、赤外線通信、電子辞書、QRコード読み取り ほか
カラー バリトンブラック、クォーツピンク、グラウンドカーキ
付属品 本体、電池パック、急速充電器、Bluetoothレシーバー、ステレオイヤフォン、USBケーブル(試供品)、ユーティリティソフトウェア(試供品)
発売 2006年10月上旬以降

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