日産「カーウイングス」がRSS対応

» 2006年09月29日 17時14分 公開
[ITmedia]

 日産自動車は9月29日、新型のHDDナビゲーションシステムを発売し、あわせて同社の携帯電話を利用したテレマティクス「カーウイングス」にインターネットを利用した新サービスを開始すると発表した。新型カーナビは秋に販売開始予定の新型スカイラインに採用されており、発売と同時にカーウイングスの新サービスも開始される。

 新型のナビはリアルタイム交通情報を元に2時間先までの交通状況を予測することでルート検索精度を向上させたほか、タッチパネルモニターも解像度をWVGAに向上させることで認識性も高めている。30GバイトのHDDを搭載し、CDから録音した音楽ライブラリから「明るい曲」「癒される曲」などといった雰囲気にあわせた曲を自動で選び出す自動選曲機能も備えた。

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 地上デジタル放送(12セグ/1セグ)にも対応したほか(チューナー自体は別途オプション)、NTTドコモのFOMA マルチコールに対応しており、ハンズフリー通話中であっても、データ受信が可能となっている。

 カーウイングスにおいては新HDDカーナビに読み上げ対応のRSSリーダーを搭載することで、運転中でもインターネットを経由して最新情報を取得、安全に得られるようになった。サービス開始時にはヤフー、インクリメントP、ゼンリンデータコム、リビット、TOKYO FM、ソニーコミュニケーションネットワーク(ソネット)、日産自動車の各社がRSSにて情報を提供する。

 サービス会員の車両走行情報をカーウイングス情報センターで集約、その情報を編集・加工してVICSではカバーできないエリアの交通情報も提供するプローブ型情報配信も開始される。従来のプローブ型の弱点といえるリアルタイム情報を補うために、「世界初」(同社)という「リアルタイム推定補完技術」を実用化、実装している。

 また、エンジン始動時、自動的にカーウイングス情報センターから自動的に各種情報を取得する「沿線情報自動ガイダンス」を実用化。運転の状況にあわせて施設やニュースなどを運転者へ提供する機能も備えた。

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