男女で異なる「モバイルゲーム」の楽しみ方──ドコモ・ドットコム調べ

» 2007年04月10日 15時52分 公開
[ITmedia]

 ドコモ・ドットコムは、モバイルゲームに関する調査結果を発表した。調査実施日は2006年12月20日から2006年12月27日まで。iモードで「ゲームジャンル」の有料サイトを利用している16歳以上のユーザーで、PC/携帯サイトを併用しているユーザー600人、携帯サイトを主に利用しているユーザー300人の計900人を対象に行われた。

 ドコモ・ドットコムがWebアンケートで実施した調査によると、利用しているモバイルゲームのジャンルで最も多かったのは65%の「パズル」となった。男女別に見ると、男性では「シューティングアクション」「スポーツアクション」「シミュレーション」の人気が高く、ある程度各ジャンルに分散傾向となっているのに対し、女性では「パズル」が約80%と突出しており、「勉強・学習・クイズ」の人気も高いなど、利用しているモバイルゲームのジャンルは男女で異なることが分かった。

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 モバイルゲームの利用頻度で多かったのは36%の「ほぼ毎日」。19%の「週に4〜5回程度」と合わせると、有料モバイルゲームユーザーの半数以上が、毎日のようにモバイルゲームを利用していることが明らかになった。男性に比べて女性の利用頻度が高く、「週4〜5回程度」以上のユーザーが約60%を占める。ドコモ・ドットコムでは、パズルなどのちょっとした時間で楽しめるジャンルを中心に遊んでいることもあり、ゲームへの接触頻度は男性以上に高い傾向にあると見ている。

 男女で結果が異なるものには、モバイルゲームを利用しているシーンも挙がる。男性では「移動中」の46%が他を圧倒しているのに対し、女性では36%の「移動中」と32%の「自宅でくつろいでいる時」との差がわずかしかなく、17%の「寝る前」を含めると、女性は自宅で利用するケースが半数近くを占めていることが分かった。

photo 男女ともに「ゲームのジャンル」を最も重視しているが、男女別に見ると、女性は「ゲーム内容の説明」「実際のゲーム画面サンプル」「操作方法」などが高く、プレイする前にどのようなゲームかをチェックしているが分かる

 今後の有料モバイルゲームサイト利用意向を尋ねたところ、「利用したい」(「積極的に利用したい」+「どちらかといえば利用したい」)というユーザーは56%を占めており、こちらもわずかに女性(57%)が男性(54%)を上回る結果となっている。「利用したいと思わない」ユーザーは10%程度で、継続利用を考えているユーザーが多数を占めていることが明らかになった。

 ドコモ・ドットコムは今回の調査結果を受けて、今後は女性ユーザー層に向けてのアプローチがますます重要になるとの考えを示している。活性化する女性層にリーチするためには、短時間で感覚的に遊べるようなライトなゲームを提供するだけでなく、サイト上で遊び方を分かりやすく訴求するなど、実際に遊ぶまでのハードルを下げることが重要だという。

 なお調査内容の詳細は、4月2日から販売している「モバイルコンテンツ市場マンスリーレポート」に掲載されている。

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