NTTレゾナントと三菱総合研究所は、「ソーシャルネットワーキングサービス利用実態」に関する調査結果を発表した。
同調査はインターネットアンケートサービス「gooリサーチ」の登録モニターを対象に、2006年12月26日から同29日まで実施したもので、有効回答数は2186名。
この調査によるとSNS利用者は約3割を占めており、うち約6割が、週4日以上アクセスしていることが分かった。半年前と比較して、4割以上が「利用頻度に変化はない」と回答する一方で、3割以上が「増加している」と答えており、全体的には利用頻度が高まっていることがうかがえる。
SNSの利用目的は、約半数が日記を書くことを挙げている。また、過半数がサイトの機能に満足しており、中でも61.6%が「コミュニティに参加できる」、57.1%が「日記を公開できる」ことを挙げている。
今後SNSサイトに求める機能は、「家族、友人、同僚などもっときめ細かいアクセス制御ができる機能」や「会員登録時に本人確認を実施する信頼できるSNS」といった、セキュリティや、より細かいアクセス制御機能のほか、「文章だけでなく、音声や映像での投稿ができる機能」といった高度な機能の実装を求める声が上位を占めた。
なお、SNSを利用する際の端末は、91.6%がPCで、携帯電話が8.4%と続く。ただ、その一方で、SNS利用者の約半数がPCと携帯の両方から参加可能なSNSに登録している。携帯電話からのみ利用できるSNSへの参加者は、8.4%と1割未満に留まったが、現在、PC限定のSNSを利用しているユーザーのうち約2割は、携帯電話で利用したいと回答するなど、シームレスで高機能な利用環境が求められている。
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