写真で解説する「HT1100」(1/2 ページ)

» 2007年08月31日 02時49分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 NTTドコモのHTC製スマートフォン「HT1100」は、「F1100」同様にスライド型ボディを持つWindows Mobile 6搭載端末。ダイヤルキーや十字キー、ソフトキーでの操作に加え、搭載OSが「Windows Mobile 6 professional」のためタッチパネル操作にも対応する。タッチパネルにはHTCが開発した「TouchFLO」技術を採用しており、従来通りスタイラスペンを使う方法に加え、指で画面をなぞって操作することも可能だ。

photophoto 「HT1100」の前面と背面。カラーはSmart BlackとPearl Whiteの2色
photo 「F1100」と「HT1100」

 TouchFLOはスタイラスペンの入力と指先での入力を識別する技術。指先で画面をなぞると専用の3Dインタフェースを呼び出し、電話帳、マルチメディアコンテンツ、アプリケーションへアクセスできる。専用インタフェース以外でも、Webブラウザやメール、フォトアルバムで指先によるジェスチャー操作が行える。

 ボディはF1100と同じく縦方向のスライド型で、ディスプレイ側ボディには十字キーとソフトキーを配置。スライドをオープンすると、QWERTYキーボードではなくダイヤルキーが現れる。ダイヤルキーの周辺には、スタートメニューを呼び出すスタートボタンや、メールボタンなどをレイアウトした。


photo 「HT1100」を手にするHTC CEOのピーター・チョウ氏

 ディスプレイは約2.6インチのQVGA(240×320ピクセル)表示対応液晶で、ボディとの段差が少なくフラットなフォルム。また厚さは16.5ミリとスリムで、一見すると普通のスライド端末と思えるデザインだ。

 FOMAハイスピード(HSDPA)のほか、W-CDMA/GSM/GPRSにも対応しており国際ローミングも可能。Bluetooth機能によりハンズフリー通話や、ワイヤレスのデータ転送が行える。

 比較的ビジネス寄りのF1100と比べ、HT1100はアクティブなビジネスパーソンをターゲットにしておりマルチメディア機能も多彩。「YouTube Mobile」などのストリーミングコンテンツを再生できる「ストリーミングメディア」、HTCオリジナルの音楽プレーヤーソフト「オーディオプレーヤー」や、海外でも利用できるFMラジオなどを搭載した。

photophotophoto スライドを開くと、ダイヤルキーが現れる。一見すると“普通の”スライド端末だが、スタートボタンの存在でWindows Mobile機だと分かる

photophoto 左側面(左)と、右側面(右)。Smart Blackはボディにメタリックブルーのラインが入る。左側面にある▲/▼ボタンは物理式スイッチで、ソフトバンクモバイルの「X02HT」のようなタッチパッド的な入力デバイスではない。右側面にはカメラボタンと電源スイッチがある

photophoto スライドをオープンした状態の左右側面

photophotophoto 先端(左)と底面(中央)。底面の端子カバーを開くとUSB端子がある(右)。充電はこの端子を使ったUSB充電のみで、卓上ホルダなどは用意されない

photophotophoto スタイラスペンは写真の位置に収納されている(左)。2段階の伸縮式(中央)。microSDカードスロットはディスプレイ側ボディの左側面にあり、すぐ下にストラップホールがある
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