NTTドコモのHTC製スマートフォン「HT1100」は、「F1100」同様にスライド型ボディを持つWindows Mobile 6搭載端末。ダイヤルキーや十字キー、ソフトキーでの操作に加え、搭載OSが「Windows Mobile 6 professional」のためタッチパネル操作にも対応する。タッチパネルにはHTCが開発した「TouchFLO」技術を採用しており、従来通りスタイラスペンを使う方法に加え、指で画面をなぞって操作することも可能だ。
TouchFLOはスタイラスペンの入力と指先での入力を識別する技術。指先で画面をなぞると専用の3Dインタフェースを呼び出し、電話帳、マルチメディアコンテンツ、アプリケーションへアクセスできる。専用インタフェース以外でも、Webブラウザやメール、フォトアルバムで指先によるジェスチャー操作が行える。
ボディはF1100と同じく縦方向のスライド型で、ディスプレイ側ボディには十字キーとソフトキーを配置。スライドをオープンすると、QWERTYキーボードではなくダイヤルキーが現れる。ダイヤルキーの周辺には、スタートメニューを呼び出すスタートボタンや、メールボタンなどをレイアウトした。
ディスプレイは約2.6インチのQVGA(240×320ピクセル)表示対応液晶で、ボディとの段差が少なくフラットなフォルム。また厚さは16.5ミリとスリムで、一見すると普通のスライド端末と思えるデザインだ。
FOMAハイスピード(HSDPA)のほか、W-CDMA/GSM/GPRSにも対応しており国際ローミングも可能。Bluetooth機能によりハンズフリー通話や、ワイヤレスのデータ転送が行える。
比較的ビジネス寄りのF1100と比べ、HT1100はアクティブなビジネスパーソンをターゲットにしておりマルチメディア機能も多彩。「YouTube Mobile」などのストリーミングコンテンツを再生できる「ストリーミングメディア」、HTCオリジナルの音楽プレーヤーソフト「オーディオプレーヤー」や、海外でも利用できるFMラジオなどを搭載した。
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