豊かな色彩と高コントラストで“プラズマテレビ”のような美しさを──日立製作所製の「Woooケータイ W53H」は、同社が満を持して自社のAV機器ブランドを冠して投入するワンセグ端末となる。
“Wooo”の名は、単に「ワンセグが付いているから」付けられたのではない。「高精細な質感や繊細な色彩表現、高コントラストで深みのあるダイナミックな映像」そして「映像技術の先進性を最大限に引き立てるデザイン」をともなって初めて採用。つまり、Woooケータイ W53Hは「“Wooo”が積み上げてきた美しさと、築き上げてきた上質なスタイルをそのまま手に入れた携帯」(説明員)なのだという。
ディスプレイは今回の新機種における目玉の1つ、ワイドQVGA(240×400ピクセル)表示対応の2.8インチ有機ELディスプレイを採用する。同社が薄型テレビWoooシリーズで採用するプラズマパネルとは方式が異なるものの、有機ELも「引き締まった黒」「鮮やかな赤」「広い視野角」を実現するメリットがある。画素1つ1つが自発光する仕組みのため、色再現性が高く、高コントラスト(1万:1)でダイナミックな映像を表示できる。
回転2軸ボディはワンセグ搭載の2006年秋冬モデル「W43H」以来、2007年春モデル「W51H」(ワンセグ非搭載)、同夏モデル「W52H」と、同社が続けて採用するスタイル。今回のWoooケータイ W53Hは厚さを14.2ミリ(最薄部)に抑え、シュッと角張った形状(Woooテレビのような美しくシンプル、かつ先進的なイメージを目指したという)により、さらに洗練された印象を受ける。
ボディカラーはジャパンブラック、ノルディックホワイト、ユーロパープルの3色展開。「Wooo」のブランドコンセプト“World Standard”から、世界の国や地域をイメージした色を表現したという。ユーロパープルは、W43Hのミスティックバイオレットにも使われた、見る角度によって色が変化する“マジョーラカラー”を採用する。
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