北京オリンピック“ケータイ”活用ガイド中国・北京でも日本のケータイ、使えます(3/4 ページ)

» 2008年05月23日 21時56分 公開
[山根康宏,ITmedia]

日本と異なる料金体系、着信も有料である点には注意

 中国・北京にいながらにして日本のケータイがそのまま利用できるのは大変便利だ。ただし、料金体系は普段の利用時と異なることに注意しなければならない。

 まず、普段加入するパケット・音声の定額・割引サービスは一切適用されない。例えば、日本の感覚でメールを頻繁にやりとりすると通信料金がかなりかさんでしまうので注意したい。ただ、ショートメール/ショートメッセージ(SMS)は海外でも受信は無料なので、ドコモのFOMAやソフトバンク3Gユーザーは、日本からSMSで送ってもらうと無料でメッセージが読める。こちらはあらかじめ日本にいる家族や友人、同僚などに伝えておくとよいだろう。

 また、海外での利用は着信しただけでも料金がかかる。現地から日本へ一切かけず、着信だけ利用したとしても「着信料金」がかかるのでこちらも気を付けたい。やはり、渡航前には必ず各社の国際ローミング利用案内を参照し、現地での利用料金を確認しておくことをおすすめする。

イー・モバイルは現地プリペイドSIMカードで格安利用できる

photo SIMロックフリーのEMONSTERは、現地のプリペイドSIMカードが使える

 イー・モバイルは国際ローミングサービスを提供していない。そのため、基本的には海外へ行く際に別途海外ケータイをレンタルしておくといった準備が必要だ。

 ただ、イー・モバイルユーザーでも海外へそのまま持ち出して使える端末がある。それがHTC製の音声サービス対応スマートフォン「EMONSTER」(S11HT)だ。EMONSTERは、日本国内ではW-CDMA(1700MHz)、海外ではGSM方式で利用できる端末で、しかもSIMロックがかかっていない。自分の普段利用するイー・モバイルの電話番号は利用できないが、現地のプリペイドSIMカードをなどを入手し、それに差し替えることで海外で利用できるようになる。

 現地のプリペイドSIMカードを利用すると、通信費も現地料金で利用できるため格安であるメリットがある。

 例えば、“中国移動”のプリペイドSIMカードなら、市内通話はわずか0.6元/分(約9円)。国際電話も、割安なIP電話「12593発信」が利用できる。この場合も数十円/分だ。ちなみに、日本への国際電話はIP電話で1.2元/分(約18円)である。

 電話のかけ方は、相手の番号が例えば「090-XXXX-XXXX」ならば「12593-00-81-90-XXXX-XXXX」と入力する。“00”は中国の国際アクセスコード、“81”は日本の国番号。続けて市外局番・携帯番号の頭のゼロを1つ取ってかける。さらに、中国移動の窓口などで申請すればパケット通信も可能になるようだ。料金は0.03元/Kバイト(約0.45円)とのこと。

 では、北京でプリペイドSIMカードはどこで購入できるのだろうか。

 最も簡単な方法は、空港内にあるプリペイドSIMカード販売カウンター。空港の販売店であれば、海外からの旅客の対応にも慣れているため、店員はたとえ若い女性スタッフであっても英語が通じる。なお、プリペイドであるためか購入にあたっても身分証明書は不要とのこと。価格は利用可能な金額によって数種類あるが、売価と利用分は異なるので注意したい。例えば150元(約2200円)で販売されているものは、実際に利用できる利用分が50元(約740円)ほどになる。

 そして、購入時には開通作業もその場で行ってもらうとよいだろう。EMONSTERの電源が切れていることを確認した上で、em chip(イー・モバイルのUSIMカード)を取り出し、購入したプリペイドSIMカードに差し替えて店員さんに渡せばよい。あとは店員さんが操作して開通作業を行ってくれる。ちなみに付属の利用ガイドによれば、プリペイドSIMカードを入れて電波を拾ったら、「13800138000」へダイヤルし、音声選択(1=中国語、2=英語)すると開通するようだ。開通作業そのものはそれほど難しいものではない。

 また、北京市内でも中国移動の営業所やケータイショップなどでプリペイドSIMカードを購入できる。空港で買いそびれた場合などは、ショッピングの合間にでもケータイショップを探してみてはいかがだろうか。

photo 北京国際空港内のプリペイドSIMカード販売カウンター
photophoto 購入した中国移動(北京)のプリペイドSIMカード。作業は、EMONSTERのSIMカードを購入したプリペイドSIMカードに差し替えるだけ

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