世界の携帯電話市場、日本や西欧では前年同期割れ

» 2008年05月29日 08時08分 公開
[ITmedia]

 調査会社の米Gartnerは5月28日、世界の携帯電話市場の調査報告を発表した。第1四半期(1〜3月期)の販売台数は2億9430万台で、前年同期を13.6%上回った。新興国市場での販売が伸びる一方、西欧での販売台数は前年同期比16.4%減と、2001年の調査開始以来初めての減少となった。

 地域別では、アジア太平洋地域の販売台数が1億1440万台で、前年同期比26.6%増。特にインドや韓国での販売台数が伸びているという。東欧および中東・アフリカ地域は25.8%増、南米は28.4%増と好調。一方、北米は2.4%増にとどまったほか、西欧だけでなく日本でも前年同期割れ(10.1%減)と、成熟市場での販売は伸び悩んでいる。特にハイエンド端末の販売が弱く、Gartnerは、経済の不透明性が続く中で「消費者が古い端末をアップグレードしようとする際、(ハイエンド端末ではなく)ミッドレンジ端末に目を向けているため」と背景を説明。この傾向に対処するため、端末メーカーはミッドレンジ端末ラインを強化すべきだとしている。

 ベンダー別では、充実した製品ポートフォリオを持つフィンランドのNokiaが1億1520万台を販売し、シェア39.1%を獲得して引き続き首位に立った。次いで4240万台の韓国のSamsung Electronicsが2位の座を維持。シェアを14.4%に伸ばし、3位の米Motorola(シェア10.2%)との差を広げた。Gartnerは「Motorolaは、競合他社が新端末を投入する下半期に、あまり多くの製品を投入できないようだ」とみており、4位の韓国のLG Electronics(シェア8.0%)からの追い上げにも注意する必要が出てくるかもしれないとしている。5位は英Sony Ericsson(同7.5%)で、前四半期の4位からランキングを下げた。

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