2006年5月27日に登場した初代「AQUOSケータイ 905SH」から2年。4回のモデルチェンジを経て、6機種目、5世代目の「AQUOSケータイ 923SH」は、ついにソフトバンクモバイルが提供するサービスをすべてサポートしする“全部入り”端末となり、真のフラッグシップモデルとして登場した。
ヒンジとディスプレイの外側には銀色の縁取りが施されており、くっきりしたシルエットとなっている。かちっとしたデザインに変わったせいか、全体的に大きくなったように見えるかもしれないが、サイズは920SHとほとんど変わっていない。サイクロイドスタイルのボディは、先代の「AQUOSケータイ 920SH」(50×110.6×18ミリ(最薄部14.7ミリ))から長さと厚さが若干増え、約50(幅)×113(長さ)×18.6(厚さ)ミリとなった。
直線を中心に校正されたスクエアなデザインは、どちらかというと2007年夏モデルとして投入した3世代目の「AQUOSケータイ 912SH」にイメージが近い。
ソフトバンクロゴはヒンジ側の隅に、サブディスプレイと並ぶように配置されている。サブディスプレイは0.6インチの1色有機ELディスプレイで、日付と時刻、着信の通知などがボディカラーに合わせた色で点灯する。
ダイヤルキーは表面が軽く盛り上がっており、しっかりしたクリック感があるため押しやすい。数字が大きく刻印していて見やすいのもポイントだ。また、ボーダフォン時代から、ソフトバンク向けのシャープ端末で長らく採用されていた発話キーと終話キーの配置が変わったことも特筆すべきだろう。これまでソフトバンク向けシャープ端末は発話キーと終話キーが十字キーの左右、通常は左下ソフトキーと右下ソフトキーがある場所に用意されていた。同社の他キャリア向けの端末や他社の一般的な端末は、発話キーと終話キーをクリアキーの左右に配置しており、以前はソフトバンク向けだけやや特殊な配置だった。
決定キーにはドコモの「SH906i」や「AQUOSケータイ SH906iTV」にも搭載されている、光センサーを用いたポインティングデバイス、光TOUCH CRUISERが搭載されていて、メニューやブラウザなど、さまざまな場面で親指を軽く動かすだけでカーソル操作が可能となっている。
ボディ側面のボタンや端子類は少なく、左側にイヤフォン端子、右側にmicroSDスロットと上/下キー、決定キーを備える程度。ストラップホールとワンセグアンテナはヒンジ側に、外部接続端子は底部にある。
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