ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のKCP+端末「フルチェンケータイ re」(アール・イー)は、外装パネルを丸ごと交換できる「フルチェン」と、EZケータイアレンジをさらに進化させたUIカスタマイズサービス「ナカチェン」に対応したフル着せ替えケータイ。なお、開発上の型番は“W63S”になるが、「『re』はボディを丸ごと着せ替えることで何度でも生まれ変わり、長く使うことができる端末。将来、古さを感じることがないよう、あえて数字(型番)は使わなかった」(説明員)とのことだ。
ソニー・エリクソンは以前から積極的に着せ替えケータイを開発してきたが、reでは背面パネルだけでなく、ダイヤルキー面、カメラ周辺部、電池ブタをすべて着せ替えられる。汚れやキズが気になったときはもちろん、デザインに飽きたときや気分展開したいときに、まったく違うカラーや柄のケータイに(外側だけ)交換できるのだ。さらに、EZケータイアレンジにお薦めサイトやゲーム、電子書籍などのコンテンツを融合させたナカチェンを使うことで、端末内のUIも着せ替えることができる。
ソフトバンクモバイルでもサポートの一環として外装交換を行っているが、修理に相当するため同色パネルへの交換による現状復帰が原則。デザイン変更を目的としたサービスはフルチェンが日本初だ。パネルの交換はユーザー自身で行えず、キャリアショップ(PiPit含む)で行う。
なおフルチェンサービスについては、別記事も参照していただきたい。
メインディスプレイとして約2.7インチのワイドQVGA(240×400ピクセル)表示対応TFT液晶、サブディスプレイに128×36ピクセルの有機ELを搭載した。有効約320万画素CMOSカメラは、AF対応で顔検出・笑顔検出撮影機能を搭載している。プリクラ感覚で写真を撮れるデコフォトや、ブログアップ機能、撮影画像を外部メモリに保存すると同時に内蔵メモリに縮小画像も保存するミニフォトなど、Cyber-Shotケータイ並みのカメラ機能を備えた。外部メモリはmicroSDを採用している。
そのほか、ワンセグ、LISMO Music & Video(LISMO Video、オーディオ機器連携対応)、EZ au oneガジェット、おサイフケータイ、マルチプレイウィンドウなどに対応。日本語入力システムはPOBox Pro 3.0だ。
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携帯業界初の本格チェンジサービス“フルチェン”対応のソニー・エリクソン製端末「フルチェンケータイ re」。背面・裏面のカバー、バッテリーカバー、ダイヤルキー(の表面ボタン部)の外装と、待受画面やメニュー、内蔵コンテンツなどを丸ごとチェンジできる
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