第3回 入力方式は何が選べる？ “ポケベル入力”や“T9”は？──「N-01A」：「N-01A」の“ここ”が知りたい（2/2 ページ）

[岩城俊介，ITmedia]

質問：閉じたまま通話できる？　その場合、音声はどこから出る？

　N-01Aはディスプレイの上下にスピーカーを備え、横向きに構えるタッチスタイルか、横向きに開くシェアスタイル時に左右のステレオスピーカーとして機能する。プライベートルームや仲間数人や家族などでワンセグ視聴や音楽再生を行うときなどに向くだろう。

スピーカーはディスプレイの左右に備わる。タッチスタイル時の通話音声は上側のスピーカーが有効になる

ちなみに、マイクは本体の底面に独立して備わる

　ただ、N-01Aのディスプレイは180度に回転する。つまりタッチスタイルと縦に開くコミュニケーションスタイルで、上下のスピーカーが逆さになる。このとき「タッチスタイルで通話する場合、どう構えるのか。本体ごと逆さにするのか」という質問がいくつか届いた。

　もちろんそのようなことはない。スタイルの変更に応じて通話の音声出力先が自動で切り替わる。ちなみにマイクは本体底面に独立して存在する。

　なお、横に開くシェアスタイルはどちらのスピーカーに耳を当てても差し支えない位置にあるが「両方のスピーカーから音声を出すとさすがにいろいろと都合が悪いことが想定される」（NECのN-01A開発チーム）ので、シェアスタイルでは音声は出さないようにしたとのことだ。

タッチスタイルのタッチUIで、ディスプレイを開かなくてもおおむねの通話系操作は行える。このほか、待受画面上で上下左右に指をスライドするジェスチャーが十字キーの上下左右操作に割りあてられている。例えば画面の右から左にシュッと指を動かすだけで着信履歴表示──といった感じに操作できる

ディスプレイが常に表向きなので、着信情報も大きく見やすい。フックは発話／終話アイコンから。サブメニュー（パレット）から着信拒否や電話転送、留守番電話モードに切り替えられる

おまけ

　

　ディスプレイが常に表を向き、画面に直接触れるタッチパネルケータイを使うとなると、「画面に傷が付いてしまわないか」と心配になる人は多そうだ。そんな人は画面保護シートが必須。おそらく、各機種に対応するサードパーティ製の保護シート製品は今後、続々と登場するだろう。

　そんなタッチパネルケータイの1つである「N-01A」はちょっと親切。編集部が導入したパッケージには、“試供品”として保護シートが付属していた。タッチ操作で簡単にはがれてしまわないよう、ディスプレイの実表示サイズより少し大きめ（下に長め）のシートとなっている。保護シートは別途購入しても数百円ほどではあるが、されど数百円なのである。

「N-01A」の主な仕様

機種名	N-01A
サイズ（幅×高さ×厚さ）	約50×113×17.6ミリ
重さ	約139グラム
連続通話時間	約200分（3G）
連続待受時間	約570時間（3G）
カメラ	有効520万画素CMOS AF＋手ブレ補正＋顔認識AF付き
外部メモリ	microSD（最大2Gバイト）、microSDHC（最大8Gバイト）
メインディスプレイ	約3.2インチ フルワイドVGA（480×854ピクセル）タッチパネル液晶
サブディスプレイ	─
Misic&Videoチャネル	○
ビデオクリップ（10Mバイトiモーション）	○
ワンセグ	○
FOMAハイスピード	○（7.2Mbps）
Flash	Flash Lite 3.1（フルブラウザFLV表示対応）
着うたフル	○
ミュージックプレーヤー	SD-Audio、WMA
iアプリオンライン	○
iコンシェル	○
iウィジェット	○
2in1	○
おサイフケータイ	○
WORLD WING	○　3G＋GSM
3GローミングのHSDPA対応	○
GPS	○
地図アプリプリイン	○
モバイルGoogleマッププリイン	○
デコメアニメ	○
着もじ	○
プッシュトーク	○
防水	─
タッチパネル	○
Bluetooth	○
外部メモリへのユーザーデータ一括バックアップ	○
iモード画像／デコメ絵文字の一括ダウンロード	○
マルチメディアデータの全県送信	○
フォルダ情報の引き継ぎ	○
文字入力方法とキー配置の統一	○
ダイレクトメニュー	○
ドキュメントビューア	○
緊急速報「エリアメール」	○
ソフトウェアアップデート	○（自動更新対応）
発売	2008年11月21日
ボディカラー	Precious White、Misty Lavender、Passion Pink、Fine Black