第1回 ワンセグない、カメラもない──いいえ、いらないんです「Walkman Phone, Xmini」ロードテスト(1/2 ページ)

» 2009年03月10日 21時30分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
photo ソニー・エリクソン製の「Walkman Phone, Xmini」。グリーン×ブルー、パープル×ピンク、ホワイト×ターコイズ、ブラック×ブラックの4色で展開する

 その“とがった”スペックの心地よさが気に入り、つい衝動買い。カメラやワンセグ、おサイフケータイ“なし”の超小型音楽ケータイ「Walkman Phone, Xmini」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製 以下、Xmini)のよさを改めて考えてみよう。

 “ウォークマンケータイ”は、ブランドは冠さなかったものの、その源流となったといえる「W31S」(2005年4月発売)から、初代ウォークマンケータイ「W42S」(2006年6月発売)、2代目ウォークマンケータイ「W52S」(2007年6月発売)と、約1年周期で登場していた。Xminiはこれよりやや周期は長いが、2008年の年の瀬ギリギリに発売されたモデルだ。なお、2009年春モデルとして第4弾「Walkman Phone, Premier3」も登場している。

 本体は44(幅)×75(高さ)×18(厚さ)ミリ、重量約75グラムのスライドボディ。ケータイ新機種の中では特に極小のサイズである。ディスプレイはQVGA(240×320ピクセル)の1.8インチ液晶。こちらはひと昔前の端末と同じくらいのスペックであるが、この端末の用途を考えると十分。ディスプレイ下部にタッチセンサーキーを備え、閉じたまま音楽プレーヤー操作が行えるようになっている。

photophotophoto 本体サイズは44(幅)×75(高さ)×18(厚さ)ミリ、重量約75グラムと軽量コンパクト。閉じるとボタン類が何もないフラットな表面に。右側面にロックキーと赤外線ポートを装備するのみのミニマムなデザインとなっている
photo ディスプレイの下部と左右にタッチセンサーキーを搭載。有効にすると、操作ボタンが浮かび上がる。[マナー]キーや[MULTI]キーの操作もタッチセンサーで行う
photophotophoto 裏面にウォークマンとソニー・エリクソンのロゴ。本体裏面のほとんどの面積をバッテリーが占めている。充電/通信端子と平型イヤフォンマイク端子は底面にある。別売りの“充電対応USB通信ケーブル”を使用すると、PCでの音楽データ転送と同時に端末の充電も行えるが、いちいちカバーを外して充電しなければならないのがたいそう面倒。個人的には、このモデルこそ充電と通信が同時に行える卓上ホルダを用意してほしかった
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  4. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  5. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  6. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  7. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  8. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  9. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
  10. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年