NEC製の「930N」は、ソフトバンクモバイル向けNシリーズ初の900番台モデルだ。厚さこそ13.9ミリと、2009年春モデルとして登場した「830N」と同じだが、ボディ形状がスライドから通常の折りたたみ型になり、ディスプレイが大型化。約810万画素のCMOSカメラやワンセグ、GPS、加速度センサーを搭載したほか、おサイフケータイ、3G/GSM国際ローミング、モバイルウィジェットなどに対応するなど、機能がワンランク向上した。機能が充実した薄型端末で知られるドコモの「N906iμ」や「N-02A」と同じ流れを汲む端末といえるだろう。
背面には光沢のあるアクリルパネルを採用し、表面には抗菌処理を適用。カラーバリエーションはヴィンテージブラック、ガーネットレッド、ロマンスピンク、スパークリングホワイトの4色で、背面には微妙なグラデーションを施した。ヴィンテージブラック、ガーネットレッドは落ち着いたカラーリングだが、スパークリングホワイトとロマンスピンクはラメが混じっており、派手な印象だ。
華やかなキーイルミネーションも特徴の1つで、着信時や本体を開いたときに、さまざまなパターン光ってダイヤルキー面を彩る。830Nでは1つのLEDでキー面全体を同じ色で光らせていたが、930Nはキーの1つ1つにRGBの光源を配置しているので、異なる色を同時に光らせることができるようになり表現力がアップした。30種類の発光パターンが用意され、クリスマスイブや誕生日などのイベントでは、特別なパターンで光るという。また、メーカーサイトでパターンデータをダウンロードできるようにする予定だ。
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