クエリーアイが9月15日、同社が開発したスマートフォンアプリケーションのマーケティングツール「QuerySeeker Analyze」で調査結果を、名古屋大学大学院情報科学研究科の安田孝美教授らと共同で統計情報処理し、検証した結果を発表。App Storeで配信されているアプリのダウンロードランキングの変動と、Twitterでのアプリケーションに関するツイート数との相関関係が非常に高いというデータを公表した。
クエリーアイと安田教授の検証によると、App Storeでのアプリケーションのランキング急上昇が起こる要因の約50%がTwitterでのツイート数の急増と関連しているという。
このデータは、2011年1月1日〜3月19日の期間に、日本のApp Storeで公開されているiPhoneアプリ有料総合ランキングの300位以上に登場した全1235タイトルのランキング変動とTwitterのツイートを検証したもの。
研究の詳細は、10月27日、28日に北陸先端科学技術大学院大学で開催される電子情報学会ソフトウェアサイエンス研究会で発表される予定。
なおクエリーアイでは、同じく9月15日にQuerySeeker Analyzeのメジャーバージョンアップを実施。Twitterストリーム中のスマートフォンアプリに関するツイートを1日単位でアプリ毎に集計してランキングを作成する「Tweetランキング」機能や、Twetterストリームの中のアプリに関するツイートをニュースサイトやブログ別に集計し、ランキングを作成する「メディア・ランキング」、QuerySeeker Analyzeのデータベースの全データを外部アプリから参照できるAPIなど、新たに3つの機能を追加した。東京ゲームショウ2011で、同製品を実際に見ることができる。
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