設定いらずで賢く使える“日本仕様”のGALAXY――「GALAXY S III Progre SCL21」：4G LTE対応

[後藤祥子，ITmedia]

　「人に優しいGALAXY」――。こんなキャッチフレーズで登場するのが、auのSamsung電子製スマートフォン「GALAXY S III Progre SCL21」だ。ベースモデルは5月に発表されたデュアルコアのグローバルモデル「GALAXY S III」。使いやすさに配慮したさまざまな機能を装備するこのモデルに、おサイフケータイやワンセグといった日本のトレンド機能を追加。需要が高いストラップホールも搭載した。

　この端末の特徴は、こまやかな配慮が細部まで行き届いている点だ。目の動きを検知して、画面を見ている間はバックライトがオフにならず、自動回転も無効にする「Smart Stay」、端末を耳元に当てるだけで電話をかける「Motion UX」、端末を持ち上げると振動して着信があったことを伝える機能などを、面倒な設定不要で利用できる。文字入力時のキーパッドは、少し小さめにして左右いずれかに寄せられるので、片手でも快適に操作できる。自然の要素を取り入れてデザインされたという丸みのあるボディは、手になじむ形状で、71ミリという幅を感じさせない仕上がりだ。

　Qualcomm製デュアルコア プロセッサー、Snapdragon S4「MSM8960」の搭載による軽快な操作感も魅力の1つ。通信機能は下り最大75Mbpsの4G LTEに対応しており、高速通信をストレスのない操作で楽しめる。気になるバッテリーの持ちは、省エネ機能と2100mAhの大容量バッテリーの合わせ技で長時間駆動を実現している。

　ディスプレイは、解像度720×1280ピクセル、4.8インチの大画面有機ELを搭載。カメラは810万画素CMOSを採用し、HD画質の動画撮影が可能。保存した動画はサムネイルプレビューで同時に再生されるので、必要なものをすぐ探し出せるという。静止画は、フェイスタグに友人の顔を登録しておくと、写真を撮ったときに誰の顔かを自動で判別し、すぐ共有できるという。

　ボディカラーは、オメガブルーとマーブルホワイトの2色をラインアップ。なお、防水性能や赤外線通信は備えていない。

ボディカラーはオメガブルーとマーブルホワイトの2色から選べる。着信ランプやストラップホールなど、日本のニーズをくんだ対応がうれしい

「GALAXY S III Progre SCL21」の主な仕様

機種名	GALAXY S III Progre SCL21
OS	Android 4.0
CPU	Qualcomm Snapdragon S4 MSM8960（1.5GHzデュアルコア）
サイズ（幅×高さ×厚さ）	約71×139×9.4ミリ（最厚部 約10.1ミリ）
重さ	約141グラム
連続通話時間	約750分
連続待受時間	約340時間（LTE：280時間）
バッテリー容量	2100mAh
メインカメラ	有効約810万画素CMOS（AF／手ブレ補正対応）
インカメラ	有効約190万画素CMOS
メモリ	ROM：32Gバイト、RAM：2Gバイト
外部メモリ	microSDXC（別売／最大64Gバイト）
ディスプレイ	約4.8インチ HD（720×1280ピクセル）有機EL
ボディカラー	オメガブルー、マーブルホワイト
外部インタフェース	microUSB
主なサービス・機能	LTE（下り最大75Mbps／上り最大25Mbps）、テザリング（10台）、おサイフケータイ、ワンセグ、Eメール（〜@ezweb.ne.jp）、Cメール、デコレーションメール、緊急地震速報、グローバルパスポートCDMA／GSM／GPRS／UMTS、GPS、WIN HIGH SPEED（下り最大9.2Mbps／上り5.5Mbps）、microSIM　ほか
発売日	11月2日

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