NTTドコモの代表取締役社長を務める加藤薫氏が、2013年度中にXi(LTE)の下り最大速度を150Mbpsに引き上げることを明らかにした。
同社は下り最大100Mbps/112.5MbpsのXiを提供しており、春モデルで下り最大112.5MbpsのLTE(Category 4)に対応する端末を2機種、下り最大100Mbpsに対応する端末を8機種投入。100Mbps超のLTE提供エリアは3月末に22都市、6月には50都市に拡大する計画としていた。
2013年度中にドコモが提供する下り最大150MbpsのXiは、LTEの後継規格にあたる「LTE-Advanced」ではなく、5MHz幅(×4)の20MHzを使って実現するとしており、LTE-Advancedの開始時期については2012年3月のMobile IT Asiaで、当時副社長だった辻村清行氏が「2016年度以降を目指す」と述べている。
下り最大150MbpsのLTEについては、KDDIも2013年度中の実現を目指している。また、1月には米ラスベガスで開催された2013 International CESで、Qualcommが下り150MbpsのLTE Advancedに対応するチップセット「Snapdragon 800」を発表するなど、LTEの高速化に向けた動きが出始めている。
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