シンプルなデザインが美しい 北欧発のスマホ用イヤフォン「nocs」シリーズを試すもちろん高音質(1/2 ページ)

» 2013年04月26日 23時45分 公開
[mi2_303(K-MAX),ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 プレアデスシステムデザインが取り扱うスウェーデンnocs製のイヤフォンは、単なるスマートフォンのアクセサリーという範疇を越えた、オーディオ製品として十分評価できる質の高い製品だ。

 それもそのはず、nocsは熱心なAppleのファン3人が、自分たちが気に入る高性能イヤフォンを生み出すため、2008年にストックフォルに設立したメーカー。今回はそのnocs製品の中から、iPhone/iPadとiPod向けのイヤフォン4製品と、Androidに対応する1製品を紹介しよう。

iPhone/iPad/iPod向け

  • 「nocs NS800 Monitors Stainless steel with Remote and Mic」(以下、NS800)
  • 「nocs NS600 Crush Earphones with Remote and Mic」(以下、NS600)
  • 「nocs NS400 Titanium Earphones with Remote and Mic」(以下、NS400 Titanium)
  • 「nocs NS400 Aluminum Earphones with Remote and Mic」(以下、NS400 Aluminum)

Android向け

  • 「nocs NS400 Universal Earphones with Remote and Mic」(以下、NS400 Universal)
photophoto 「NS800」(写真=左)と、「NS600」(写真=右)
photophotophoto 「NS400 Titanium」(写真=左)と「NS400 Aluminum」(写真=中央)。Android用の「NS400 Universal」はリモコンのボタンが1つだけ(写真=右)

 まず5製品に共通する点から取り上げていきたい。形状はいずれもカナル(耳栓)型で、ケーブルの途中に、通話用のマイク付きリモコンが搭載されている。ケーブル長は1.2メートルあり、スマートフォンをポケットや鞄に入れて使用するにはちょうど良い長さだ。ケーブルの形状はY字で、リモコンは分岐した右側のケーブルに付いている。

photophotophoto イヤフォンの右側にあるマイク付きリモコン(写真=左)。リモコンボタンの裏側にマイクの穴が(写真=中央)。5製品とも、左右を示す表記がユニットの下面にプリントされている

 このリモコンの位置が、かなり顔に近い。装着時にリモコンを操作する場合、目で見ようとすると近すぎて逆に視野に入れにくいので、手探りで操作するほうがいいだろう。といっても、ボタンは3つ(NS400 Universalは1つ)しかなく、しかも主に操作するのは中央ボタンのみなので、直接見なくても扱いは簡単だ。

 その中央ボタンを1回押すと、音楽プレーヤーの「再生」「一時停止」操作になる。また電話がかかってきた場合は、同じ動作で「着信」と「終話」が可能だ。音楽再生時に2回連続で押すと「次の曲」へ、3回連続で押すと「前の曲」への送り操作になる。上下のボタンはボリュームのアップとダウンだ。

 (リモコンが顔に使いため)マイク部がえり元に来るものの、通話はそれを意識することなく快適にできた。やや下を向く格好ならマイクが口のそばに寄るので、より大きな音で音声を拾ってくれる。マイク、リモコンともに使い勝手は良好だ。では次に、各製品の特徴をチェックしていこう。

「nocs NS800 Monitors Stainless steel with Remote and Mic」

 シリーズの中でも一番コンパクトなNS800は、ステンレス製ハウジングに、フルレンジのバランスド・アーマチュアドライバーユニットを搭載するハイエンドモデル。カラーはBlackとWhiteの2色がある。実売想定価格は1万8800円だ。

photophoto 「NS800」

 音は全体的にクセがなく、比較的オールマイティーに使用できる。コンパクトな外観から想像できないほど低音がよく出るが、あまり大音量にすると低音がやや割れ気味になった。これはイコライザーを“Bass Reducer”にして低音を抑えると回避できるが、せっかく低音も楽しめる製品なので、ボリュームを上手に調整してパワーが発揮できるポイントで楽しみたい。

photophotophoto ハウジングはステンレス製(写真=左)。一般的なイヤフォンとの比較。ほぼシリコンスリーブ(イヤーピース)と同じ、というサイズ感だ(写真=中央)。リモコンは3ボタン(写真=右)
photophotophoto 3.5ミリ4極のステレオミニプラグ(写真=左)。プラグの根元部分はストレートで、iPhone 5付属のイヤフォンとほぼ同じ径。ケースを使用しても干渉しないだろう(写真=中央)。付属品は飛行機用コネクター、コードクリップ、シリコンスリーブ(3サイズが2個ずつ)、キャリングケース(写真=右)

「nocs NS600 Crush Earphones with Remote and Mic」

 音質の面でちょっとユニークなのがNS600だ。ハウジングはアルミで、ドライバーユニットは「デュアル・ダイナミック・テクノロジー」と呼ばれるツィーターとウーファー2つのドライバーによるダイナミック型という組み合わせ。実売想定価格は1万3800円だが、NS800の廉価版などでは決してなく、まったくキャラクターの異なる面白い製品となっている。

photo 「NS600」

 独特なドライバーユニットのためか、その音は高音と低音が強調されて、中音域がスポッと抜けたような音なのだが、エージングが進んで耳も聴き慣れてくると、この音がクセになってしまうから不思議なものだ。

 突き刺さるような高音が響くのだが、とにかく解像感が高い。今まで気にならなかった楽器が発する些細な音や、ギターを爪弾く音、ハープなどの弦が震えている感じが目に浮かんでくる――そんな、音を繊細に描写する面も持ち合わせている。

 NS600には、コンプレッサーで音圧を稼いだ音楽より、ピアニシモからフォルテシモまで豊かな表情を持つクラシックが合うように感じる。個性が強いためオールマイティーな製品とは言い難いが、いろいろな音楽をNS600で聴いたらどう聞こえるのだろうか? と、試したくなる不思議な魅力を持った製品だ。

photophotophoto ハウジングはアルミ製(写真=左)。表面はサンドブラスト加工されている(写真=中央)。リモコンは3ボタンでケーブルは全製品断線しにくいケブラー素材の強化ケーブル(写真=右)
photophotophoto 3.5ミリ4極のステレオミニプラグ(写真=左)。ケーブルは透明で根元は黒(写真=中央)。付属品は飛行機用コネクター、コードクリップ、シリコンスリーブ(3サイズが2個ずつ)、キャリングケース(写真=右)
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  3. 庵野秀明、GACKT、ひろゆき、ドワンゴ川上らが集結 “カメラのいらないテレビ電話”をうたう新サービス「POPOPO」18日に発表へ (2026年03月11日)
  4. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  5. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  6. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  7. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  8. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  9. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
  10. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年