iPhone 6/6 Plus料金プラン総チェック! 2年間で一番安いキャリアはどこだ?3社で比較(2/3 ページ)

» 2014年11月29日 17時00分 公開
[小林誠,ITmedia]

キャンペーン適用時のMNP価格は? 従来プランが選べるauとソフトバンクが安い

 ここからはキャンペーンも適用して比較していこう。販売価格と実質価格、料金プランは税込で、キャンペーンの割引額は税別とした。

 掲載したキャンペーンはMNP向けを各社1種類ずつ適用した。ドコモは「おかえりボーナス」、auが「auにかえる割」、ソフトバンクは「のりかえ割」となる。それぞれキャンペーン期間は11月30日までだ。

 また表の組み合わせは、16GバイトのiPhone 6/6 Plusの実質価格+基本料金+月2Gバイトのデータ料金とした。ただしauとソフトバンクの従来プランは月7Gバイトまで利用できる。

 なおドコモ、ソフトバンクの25歳以下の利用者については最後に合計額のみ表記している。

ドコモへMNPした場合の合計額(税込)
機種名 iPhone 6(16Gバイト) iPhone 6 Plus(16Gバイト)
販売価格(一括・総額) 7万3872円 8万6832円
実質価格(24カ月利用時) 0円 1万2960円
基本料金24カ月合計(26歳以上) 7万7760円 7万7760円
データ料金24カ月合計(2Gバイト) 9万720円 9万720円
おかえりボーナス(ドコモ) -1万円 -1万円
合計額 15万7680円 17万1676円
合計額(25歳以下の場合) 14万4720円 15万8716円

auへMNPした場合の合計額(税込)
料金プラン名 新プラン(カケホとデジラ) 従来プラン(LTEプラン+LTEフラット) LTEフラットスタート割(i)適用
機種名 iPhone 6(16Gバイト) iPhone 6 Plus(16Gバイト) iPhone 6(16Gバイト) iPhone 6 Plus(16Gバイト) iPhone 6(16Gバイト) iPhone 6 Plus(16Gバイト)
販売価格(一括・総額) 7万2360円 8万5320円 7万2360円 8万5320円 7万2360円 8万5320円
実質価格(24カ月利用時) 0円 1万2960円 0万円 1万2960円 0円 1万2960円
基本料金24カ月合計(26歳以上) 7万7760円 7万7760円 3万1985円 3万1985円 3万1985円 3万1985円
データ料金24カ月合計(2Gバイト) 9万720円 9万720円
データ料金24カ月合計(7Gバイト) 14万7744円 14万7744円 13万4784円 13万4784円
auにかえる割(au) -1万円 -1万円 -2万2416円 -2万2416円 -2万2416円 -2万2416円
合計額 15万7680円 20万4076円 15万5520円 16万9516円 14万2560円 15万6556円

ソフトバンクへMNPした場合の合計額(税込)
料金プラン名 新プラン(スマ放題) 従来プラン(ホワイトプラン+パケットし放題)
機種名 iPhone 6(16Gバイト) iPhone 6 Plus(16Gバイト) iPhone 6(16Gバイト) iPhone 6 Plus(16Gバイト)
販売価格(一括・総額) 7万80円 8万3280円 7万80円 8万3280円
実質価格(24カ月利用時) 0円 1万2960円 0円 1万2960円
基本料金24カ月合計(26歳以上) 7万7760円 7万7760円 3万1985円 3万1985円
データ料金24カ月合計(2Gバイト) 9万720円 9万720円
データ料金24カ月合計(7Gバイト) 13万4784円 13万4784円
のりかえ割(ソフトバンク) -1万0000円 -1万0000円 -2万2416円 -2万2416円
合計額 15万7680円 17万1676円 14万2560円 15万6556円
合計額(25歳以下) 13万4000円 14万6960円

 安いのはauとソフトバンクの従来プラン。キャンペーン時の割引額も大きい。

 ドコモの「おかえりボーナス」は元ドコモユーザーが他社からMNPで戻ってきたときに適用。1万800円(税込)に加え以前のドコモポイント分も機種代金から引く。そのため人によってはもっと安くなるが、元ドコモユーザー以外のMNPには適用されない。

 「auにかえる割」は新料金プランではau WALLETに1万円のチャージ。従来プランでは基本料金が24カ月無料になる。

 ソフトバンクの「のりかえ割」は、新料金プランでは通信料1080円(税込)×10カ月の割引。Tポイント1万ポイントの付与も選べる。従来プランでは基本料金が24カ月無料になる。

 結局、新料金プランで同条件となると合計額は各社変わらず。ただしauとソフトバンクの従来プランを選ぶと一番安い結果となった。

 他の主なキャンペーンとして以下があるので、簡単に紹介しよう。下取りについては次の項目で比較する。

ドコモ

  • 家族まとめて割:家族でシェアグループに加入すると、1人5400円を割引。シェアパック15以上で代表回線に1万800円還元。
  • iPhoneボーナスパケット:最大13カ月間、データ量を月1Gバイト増量。

au

  • iPhoneデータ増量キャンペーン:最大13カ月間、データ量を月1Gバイト増量。
  • Plus 2GBキャンペーン:12月1日から2015年3月まで、毎月のデータ量を2Gバイト増量する

ソフトバンク

  • スマホデータ増量キャンペーン:データ定額5Gバイト以上で、最大13カ月間(12月1日以降の申込は最大3カ月)、データ量を月2Gバイト増量。下記との併用は不可。
  • iPhoneデータ増量キャンペーン:最大13カ月間、データ量を月1Gバイト増量。

 固定通信とのセット割であれば「auスマートバリュー」、ソフトバンクの「スマホBB割」もある。

下取りキャンペーンも加えると? 古い機種は中古で売るより高い!

 各社ともiPhoneはもちろん、フィーチャーフォンやAndroidスマホも下取り対象だが、表ではiPhoneの下取りのみとした。ソフトバンクの「タダで機種変更キャンペーン」も従来機種が回収される仕組みなので加えている。また参考に中古買取(ソフマップ)の価格も併記した。金額はすべて税込表記だ。なお価格表は執筆時点(11月18日)のもの。今後変更される場合もある。

iPhoneの下取り価格(税込)
  ドコモ au ソフトバンク 参考:ソフマップ(11月18日時点)
サービス名 iPhone下取りプログラム 下取りキャンペーン(MNP) 下取りプログラム(機種変更) のりかえ下取りプログラム(MNP) タダで機種変更キャンペーン(機種変更) 現金中古買取(キャリア) 中古SIMフリー買取
iPhone 5s(64Gバイト) 2万7000円 2万7000円 2万6000円 2万7000円 2万7000円 3万円 3万5000円
iPhone 5s(32Gバイト) 2万5920円 2万5920円 2万5000円 2万5920円 2万5920円 2万8000円 3万3000円
iPhone 5s(16Gバイト) 2万4840円 2万4840円 2万4000円 2万4840円 2万4840円 2万6000円 3万1000円
iPhone 5c(32Gバイト) 1万8360円 1万8360円 1万8000円 1万8360円 1万8360円 1万9000円 2万2000円
iPhone 5c(16Gバイト) 1万7280円 1万7280円 1万7000円 1万7280円 1万7280円 1万8000円 2万1000円
iPhone 5(64Gバイト) 2万7000円 2万7000円 2万7000円 2万7000円 2万7000円 2万円
iPhone 5(32Gバイト) 2万6460円 2万6460円 2万6000円 2万6520円 2万6520円 1万8000円
iPhone 5(16Gバイト) 2万5920円 2万5920円 2万5000円 2万5920円 2万5920円 1万6000円
iPhone 4s(64Gバイト) 1万7280円 1万7280円 1万7000円 1万7280円 1万7280円 1万円
iPhone 4s(32Gバイト) 1万6740円 1万6740円 1万6500円 1万6800円 1万6800円 9000円
iPhone 4s(16Gバイト) 1万6200円 1万6200円 1万6000円 1万6200円 1万6200円 8000円
iPhone 4 1万2960円 1万2420円 1万2480円 1万2960円 3000円
iPhone 3GS/3G 1万1880円 1万2420円 1万2480円 1万1880円

 ソフマップでの中古買取は最新機種がキャリアの下取りより高く、SIMロックフリー端末は高めで買い取ってもらえる。ただし機種が古くなった場合の下げ幅が大きい。一方、キャリアの下取り額は古い機種でも高めだ。キャリア同士で比較すると、ソフトバンクの下取り額が少し高めの場合があるものの、数十円〜数百円程度の差だ。

 各キャリアの下取りには違いがあるので以下にまとめる。

  • ドコモ「iPhone下取りプログラム」:正規店で購入していればSIMフリーiPhoneも含めて、他社、自社どちらも下取り。機種代金を割引して支払い。郵送での下取りはドコモポイント払いで最大2万5000ポイント。画面割れ品でも最大8100円で下取り。
  • au「下取りキャンペーン」(MNP):他社の機種を下取り。機種代金の割引とau WALLETのチャージを組み合わせて支払う(一部は機種代金の割引のみ)。チャージは2015年4月下旬からとなる。
  • au「下取りプログラム」(機種変更):3カ月以上利用したauの機種のみ下取り。こちらは全額WALLETポイントで還元される。このプログラムの場合、iPhone 5sよりもiPhone 5のほうが1000ポイント高い。
  • ソフトバンク「のりかえ下取りプログラム」:他社の機種を下取り。毎月の通信料金から24カ月かけて割引。
  • ソフトバンク「タダで機種変更キャンペーン:毎月の通信料金から24カ月かけて割引、もしくはTポイントで同額分を一括付与。購入するiPhoneによって割引額が変わるが、ここではiPhone 6/6 Plusの購入を想定した。
  • ソフトバンク「故障端末買取キャンペーン」:表には含めていないが、水没、破損した端末でもTポイントで買い取る。最大3000ポイント。

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