イヤフォンジャックを廃止したiPhone 7が登場して半年。Bluetoothのワイヤレスイヤフォンに移行した人、付属の「Lightningアダプター」で手持ちのイヤフォンを使い続けている人、Lightning直結のイヤフォンを接続している人など、それぞれに新しいスタイルで音楽を楽しんでいると思います。
このうちワイヤレスイヤフォンを使っている人を除き、多くのユーザーが直面している問題が“充電中にイヤフォンが使えないこと”でしょう。iPhone 7のLightningコネクターは1つしかないので、音声出力に使用していると充電することはできません。今回はそんな悩みを解決するアイテムを探してみました。
まずはApple純正の「iPhone Lightning Dock」です。背面にLightningコネクターと3.5mmイヤフォンジャックを備えた充電ドックで、iPhone 7の充電や同期を行いながらイヤフォンを使えます。3.5mmステレオミニケーブルを使ってPC用スピーカーなどにつなぎ、より迫力のある音を楽しむこともできます。
価格は5200円(税別)。Apple純正品のため、ブラック、シルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールドとiPhoneと同じカラーリングが楽しめます。
ただし、卓上タイプのため、ポータブル用途では使いにくいのが難点。また接続時にはiPhoneの画面に適度な角度が付くため動画鑑賞などの際にスタンドとしても使えますが、画面を横にはできません。最近はワイド画面を前提とした動画配信も増えていますので、ちょっと残念な仕様といえそうです。
ベルキンの「Lightning Audio + Charge RockStar」は、Lightningコネクター(メス)が2つ並んだアダプターです。3.5mmイヤフォンジャックは持っていませんが、一方のLightningコネクターで充電しながら、もう一方にiPhone付属の「EarPods」を接続するか、「Lightning-3.5mmステレオミニアダプター」経由で手持ちのイヤフォンを使用することができます。
Lightningコネクターが2つ並んでいるとあって少し横幅はありますが(35mm)、ポータブルでも使えます。価格は4880円(税別)。
上海問屋の「Lightningステレオアダプター」は、Lightningコネクター(メス)と3.5mmジャックを備えたアダプター。小型なのでポータブル用途にも向いています。
また、アダプター側面には音量の上下や再生/一時停止ボタンがあり、押した回数によって曲送りや曲戻しなどの楽曲操作が可能です。例えばiPhone 7ごとポケットに入れているとき、手探りで操作できるのは便利。また、リモコン付きイヤフォンを装着したときは両方で操作できました。
価格は4999円(税込)。お気に入りのイヤフォンを持ち歩きたい人には良い選択肢になるのではないでしょうか。
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