「HUAWEI nova 2 HWV31」は、KDDIが1月下旬に発売予定のミッドレンジスマートフォン。KDDIがHuaweiのスマートフォンを取り扱うのは本機が初めて。価格は一括で3万円(税別)でハイエンド機と比べても安く、手軽に購入できる。9日の発表会で実機に触れたので、見どころをチェックしていく。
カラーバリエーションはオーロラブルー、グラファイトブラック、ローズゴールドの3色。Huaweiがこれまで日本で発売したスマートフォンでは珍しいピンク系のローズゴールドが目を引く。
厚さ6.9mmのスリムな金属ボディーに、約5型のフルHD(1080×1920ピクセル)ディスプレイを搭載。背面にはHuaweiスマホではおなじみの指紋センサーを備えている。側面〜背面のエッジや4つのコーナーは丸みを帯びているので手に優しい。こうした形は従来のnovaシリーズと同様だ。
アウトカメラは有効約1200万画素と800万画素のデュアルカメラだが、HuaweiがPシリーズやMateシリーズなどに搭載しているデュアルカメラとは仕組みが異なる。
P、Mateシリーズのカメラは一方がRGBセンサー、もう一方がモノクロセンサーを備え、2つのレンズで捉えたイメージを合わせて色鮮やかな写真を仕上げる、またはモノクロセンサーを単独で使って高画質なモノクロ写真を記録できることを特徴としていた。
nova 2のデュアルカメラは、1200万画素が広角カメラ、800万画素が望遠カメラという構成で、iPhone 7 Plus/8 Plus/XやGalaxy Note8と同じ仕組みだ。カメラを起動すると広角レンズを使った撮影画面になり、画面右側の「1.0X」をタップすると望遠カメラに切り替わり、画質劣化を抑えた2倍ズームが可能になる。2つのカメラを使って被写体の背景をぼかしたり、撮影後にフォーカス箇所を変更したりできる。
インカメラは2000万画素と高画素なのも特筆すべきポイントだ。ちなみにフラグシップモデルの「HUAWEI P10/P10 Plus」や「HUAWEI Mate 10 Pro」のインカメラは800万画素。もちろん、美肌効果を加えるビューティー補正機能も用意されている。また、インカメラに向かって手をかざすだけでシャッターが切れる機能も追加された。
プロセッサはKirin 659(8コア)で、「HUAWEI Mate 10 lite」と同じ。ちなみにMate 10 liteは現時点ではau回線(au VoLTE)には対応しない。nova 2は、Kirinを搭載しながらau回線を使える数少ない機種の1つだ。
メインメモリは4GB、内蔵ストレージは64GB、バッテリー容量は2950mAh。付属の充電器でないと有効にならないが、Huawei独自の急速充電にも対応しており、約100分で充電が完了する。通信速度は下り最大225Mbps、上り最大25Mbps。OSはAndroid 7.0だが、8.0へのアップデートを予定している。
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