メルカリで詐欺に遭った話 不誠実な事務局の対応、ユーザーが「絶対にやってはいけない」こと(1/4 ページ)

» 2025年04月27日 12時00分 公開

 メルカリで詐欺に遭いました。

 カメラレンズを購入したはずが、届いたのはプラスチック玩具(!)。被害額は20万円超えです。どういった経緯で詐欺に遭ったのか、どのような対応をしたかとともに、フリマアプリで同様の被害に合わない方法をお伝えします。

相場より安い出品に目がくらんで購入

メルカリ 今回、メルカリの詐欺被害に遭った商品

 ある日、メルカリのレコメンド機能で欲しかったカメラレンズが出品されているのを見つけました。相場の10%ほど安く、丁寧に使われているような商品のようでした。直前に自分が値下げ依頼した商品を他の人に買われてしまったこともあり、急いで購入したのですが、これが間違いでした。

 後から確認すると、出品者は本人確認前、評価0件、出品商品は高額なカメラレンズとダミーと思われる日用品の2点のみというかなり怪しいものでした。

メルカリ 楽天ラクマで同じ商品が過去に出品されていた。ちなみにメルカリでの販売価格はラクマのものより10%ほど安かった

 出品画像をダウンロードし、Google画像検索もしくはGoogle Lensを利用することで同一画像を検索したところ、過去に楽天ラクマで写真も文面もほとんど同じ出品が見つかりました。

メルカリ 西新宿の某有名カメラ店での販売履歴アーカイブより、シリアルナンバーが一致する

 加えて、カメラレンズのような高額商品はシリアルナンバーが記載されており、そこを調査することによって該当商品が西新宿の某有名カメラ店で販売されたことがあること、現在eBayにてドイツにて販売されていることが分かりました。

 出品者が手元に何もないにもかかわらず、他人の出品情報をコピーして出品していることになります。それにバレにくいように、他サイトからコピーするというずる賢さときた。これは非常に怪しい、ということで当日中にメルカリ事務局に経緯を説明の上、キャンセル依頼をしました。

後手に回るメルカリ事務局対応

 購入後すぐに対応をしたため、メルカリ事務局が問題を把握してキャンセル手続きをすれば解決だったのですが、不幸にも翌日夕方には出品者より商品が発送されたとの通知来てしまいました。

メルカリ 事務局対応のイメージ

 メルカリ事務局の確認があったのは2日後のお昼。明らかに対応が遅いです。事務局からの提案内容を要約しますと、

  • 既に商品が発送されてしまったためキャンセル手続きは不可能
  • 届いた商品を確認し、返品合意ができれば購入者による送料負担で返品
  • 返品合意がなければ取引を完了するように

 とのことでした。

 対応が遅い上に、取引トラブルがあったときのマニュアル通りの回答が届き驚きました。このような回答であればAIで十分であり、有人対応の意味がありません。

 メルカリ事務局は電話対窓口が公式には案内されておらず、緊急対応窓口なども設定されていません。いくら急ぎの対応が必要でも、こちらからは何もできないのはもどかしいばかりです。

 なお、以降メルカリ事務局からの対応は、違反行為とメルカリが認定した後も含めて、平均して中1日挟んだ2日後に返事が来る形でした。明確に対応が遅いです。

柔軟な対応のヤマト運輸

 さて、肝心の届く商品ですが、メルカリの取引画面を見るとネコポス便で届くようです。ネコポス便とは厚さ3センチ以内の商品の郵送であればポストに投函(とうかん)する形で届けることで送料を抑えることができるヤマト運輸のサービスです。

メルカリ 実際の取引画面、A4サイズ厚さ3センチ以内のレンズなどない

 今回購入した「はず」の商品はカメラレンズです。厚さ3センチに収まるわけがありません。その上、ネコポス便の責任限度額、つまり破損時の補償額上限は3000円で、20万円のカメラレンズで使っていい郵送手段ではありません。

 「確実に商品は届かない」と確信したため、私は郵送を担当するヤマト運輸に事情を説明した上で商品を営業所止めに設定、商品の開封に立ち会いすることと動画を撮影する許可をいただきました。

 そして商品が届いた当日、ヤマト運輸の営業所にて商品を開封します。

メルカリ 実際に届いた商品。こんなものが20万円? そんなわけないだろう

 封筒の時点で確実にカメラレンズではないと分かっています。何が入っているのか逆に楽しみでしたが、開けてみると、なんと安っぽいプラスチック製のブレスレットが入っているではありませんか!

 立ち会いのヤマト運輸のスタッフたちも「えぇー!」と声を上げていました。いわく、長年勤めているがこんなことは初めてだそうです。

 その場で立ち会い者の名前と、メルカリ事務局から調査依頼があった場合の協力依頼を確認し、解散としました。なお、撮影した写真や動画はメルカリ事務局以外への公開禁止と言われているため、当時の様子の写真、動画の共有は控えさせていただきます。

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