フリマアプリにおける取引は、基本的にユーザー同士の取引で、事務局はその取引の場を提供しているにすぎないため、トラブルもユーザー同士での解決が求められます。
ゆえに、私は違う商品が届いたため返品対応を求めるとともに、後の調査にて出品者の証言となりうるよう、以下の質問を投げてみました。
メルカリでは24時間以上連絡がない場合返品申請ができるのですが、それを交わすように24時間たつ直前に返事が来ました。いわく、
とのこと。自身にとって不都合な部分や、矛盾となる回答は全くありませんでした。その後、質問に答えるよう何度か依頼をするものの、その都度調査する、という定型文が来るだけです。
返事の文面は非常に丁寧でしたが、私の文面を繰り返しているところが多く見受けられ、AIを使って返答をしているのだと推測されます。また、この頃を皮切りに類似する高額出品が大量に続いており、仮に商品情報のコピーから出品、その後の対応含めてAIを使ってやっているとすれば非常に厄介であるといえ、将来的に詐欺と見抜くのもより難しくなるのだろうと思います。
なお、余談ですがその後に
といったことを聞いてみましたが、それ以降返事はありませんでした。
出品者と並行してメルカリ事務局に事の経緯と対応を依頼します。メルカリ事務局の対応は以下の流れでした。
そして事件から約1週間経過したのち、届いた商品をメルカリ事務局が回収し調査するということとなりました。当時のヤマト運輸の担当者が商品の回収に来て、引き渡して事務局の連絡待ちとなります。
なお、ここまでトラブル対応の流れの一例として私の事例を紹介しましたが、出品者への対応で一番やってはいけないのが「取引の完了」です。場合によっては出品者から評価をするよう依頼が来ますが、メルカリでは評価をすると取引完了となり、出品者に売上金が入金される仕組みです。一度評価してしまうと出品者が売上金を回収してそのままアカウントを捨てていなくなってしまうため、トラブルになった際は絶対に評価をしてはいけません。
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