「ATOK for Windows」のアップデートも行う。2文以上の文章や読点 (、)、括弧などが含まれる文章でも、2回以上入力をした場合に「ATOK」が学習し、推測変換の候補として表示。例えば、「いつもお世話になっております。〇〇の〇〇と申します」という定型文を多用する人は、「いつもお」まで入力すると、この文章が候補として表示される。ジャストシステムは、日常的によく使っている長文を一気に入力できるようになり、時短につながるとアピールする。
新たに連想変換機能が追加される。入力のし直しなどをすると、ATOKが「いい表現を探している」と判断し、言い換え表現を自動で提案する。例えば「色とりどりの花は華やかだった」という文章のうち、「華やかだった」の言い換え候補となる「華美だった」「きらびやかだった」などを表示する。
このように、日常でよく使う言葉や言い回しに対してより最適な表現を見つけやすくなるため、日頃から文書を作成する執筆者や編集者などにとっても有効活用できそうな機能だといえる。利用には「ATOK Passport [プレミアム]」か「ATOK Passport [ベーシック]」の契約が必要。
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