Xiaomi、世界スマートフォン市場でApple抜いて初の2位に──Canalys調べ調査レポート

» 2021年07月16日 10時59分 公開
[ITmedia]

 調査会社Canalysは7月15日、第2四半期(4〜6月)の世界スマートフォン市場の調査結果を報告した。コロナワクチンの世界的な展開に伴って消費行動が復調し、総出荷台数は12%増加した。シェアランキングでは、中国Xiaomiが初めて2位になり、米Appleは3位に落ちた。

 canalys 1 4〜6月期の世界スマートフォンシェアランキング(資料:Canalys)

 首位は前期と同じ韓国Samsung Electronicsだった。Xiaomiは海外事業を急速に成長させており、中南米での出荷台数は300%増、アフリカで150%、西欧で50%増加した。Canalysは、Xiaomiの強みは平均販売価格の低さで、Samsungの40%、Appleの75%であることだと指摘した。

 Canalysはまた、2021年の総出荷台数は前年比12%増で14億台に達すると予想した。2020年はコロナ禍の影響で7%減だった。

 cayanlys 2 世界のスマートフォン出荷台数推移(予測を含む。資料:Canalys)

 ただし、消費は回復しても、世界的な半導体不足により、バックオーダーが増え、出荷台数の増加に影響すると予測した。

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