調査会社Canalysは7月15日、第2四半期(4〜6月)の世界スマートフォン市場の調査結果を報告した。コロナワクチンの世界的な展開に伴って消費行動が復調し、総出荷台数は12%増加した。シェアランキングでは、中国Xiaomiが初めて2位になり、米Appleは3位に落ちた。
首位は前期と同じ韓国Samsung Electronicsだった。Xiaomiは海外事業を急速に成長させており、中南米での出荷台数は300%増、アフリカで150%、西欧で50%増加した。Canalysは、Xiaomiの強みは平均販売価格の低さで、Samsungの40%、Appleの75%であることだと指摘した。
Canalysはまた、2021年の総出荷台数は前年比12%増で14億台に達すると予想した。2020年はコロナ禍の影響で7%減だった。
ただし、消費は回復しても、世界的な半導体不足により、バックオーダーが増え、出荷台数の増加に影響すると予測した。
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