Google、Androidの「メッセージ」や「Googleフォト」の新機能を紹介

[佐藤由紀子，ITmedia]

　米Googleは3月10日（現地時間）、Android端末向けの幾つかの新機能を紹介した。ほとんどがまだ利用できないが、数日から数週間かけてロールアウトしていく見込みだ。ここでは日本でも利用できるようになる見込みの機能を紹介する。

「メッセージ」でのiPhoneユーザーのリアクション表示の改善

　Androidの「メッセージ」とiPhoneの「メッセージ」ではやり取りが可能だが、iPhoneのメッセージでAndroidユーザーの吹き出しにリアクションを付けると、Android側では正しく表示できない。これが、iPhoneと全く同じにではないが、吹き出しの右下に絵文字が表示されるよう改善される。絵文字をタップすると、誰からのリアクションかを表示する（グループチャットで分かりやすくするため）。

iPhoneからのリアクションの表示

「メッセージ」でiPhoneユーザーに高画質のまま写真を送れる

　iOSのメッセージはRCSを採用していないため、Androidのメッセージで写真を直接送ろうとすると画質が低下する。新機能でGoogleフォトのリンクを送るようにすれば、写真を高画質のまま送れるようになる。

「メッセージ」のその他の新機能

• ビジネスとプライベートの相手を自動的にタブで分けられる
• ワンタイムパスワードのメッセージが自動的に24時間後に消える
• 返信していないメッセージについての通知の表示
• メッセージでやり取りしている友達の誕生日などの記念日のプッシュ通知

Googleフォトの［編集］→［ツール］→［ぼかし］が動物や植物でも（Pixel)

　Pixelシリーズでは人物写真で［編集］→［ツール］を選ぶと、［ぼかし］で人物の背景をぼかすことができる。間もなく、動物や植物の写真でもこのツールが選べるようになる。

「ニアバイシェア」で複数の相手へのシェアが可能に（Pixel 6シリーズ）

　「ニアバイシェア」は、Bluetooth、Wi-Fi、NFC経由で、写真、動画、ドキュメント、リンクなどのコンテンツを近くにある他のデバイスと共有する機能。これまでは1対1だったが、Pixel 6シリーズでは複数の相手に同時にシェアできるようになる。