米Googleは12月1日(現地時間)、Android端末で使えるようになる複数の新機能を紹介した。それぞれの提供時期は既に使えるものから数週間をかけてロールアウトしていく予定のものまであるが、簡単に紹介していく。
「ファミリーベル」はこの8月にGoogleアシスタント搭載スマートスピーカーに追加された、指定した時間にベルの音で通知する機能。これまではスマートスピーカーとディスプレイのみで通知されていたが、Androidスマートフォンでも鳴るよう設定できるようになった。設定方法については日本語ヘルプを参照のこと。
YouTube Music、Google Playブックス、Google Photoの新しいウィジェットが追加された(される)。Google Playブックスのウィジェットからは同サービスで購入した書籍のライブラリを開いたり、オーディオブックの進行状況を確認したりできる。
Google Photoの新ウィジェットは、People&Petsの画像をホーム画面に表示する。このウィジェットは来週ロールアウトする。
ウィジェット一覧を表示するには、ホーム画面を長押しし、「ウィジェット」をタップする。
Googleフォトの「フォト」タブに、今週中に「Memories」が表示されるようになる。下のGIFでは、お誕生日の写真がMemoriesとしてフォトグリッドに表示され、タップするとAIが選んだ写真や動画が表示されているようだ。
Android Autoで“間もなく”スマートリプライ機能が使えるようになる。ダッシュボードにテキストメッセージが着信すると、その返信候補が複数表示されるので、簡単なやり取りであれば1タップで返信できる。下のGIFでは実家に向かうドライブ中に父親から「もう家を出たのかい?」というメッセージが届き、返信候補として「今向かっているところ」「まだ」(なぜか)「私も!」が表示され、最初の候補をタップすることで返信する様子を表している。
日本を含む一部の地域で、Pixel 6シリーズとSamsung Galaxy S21をBMWの「デジタル・キー」として使えるようになる。デジタル・キーは、昨年7月からiPhoneで利用できるようになっている、端末を車のキー代わりに使う機能だ。
Google日本法人によると、日本では「順次提供開始」という。
プライバシーとセキュリティのため、インストールしたもののしばらく使っていないアプリの権限を自動的にリセットする機能が来年1月からAndroid 6.0以降で有効になる。
Emoji Kitchenは、Gboardで使える2つの絵文字を「マッシュアップ」してスタンプにする機能。マッシュアップはGoogleの担当者がデザインして追加しているのだが、ホリデーシーズンに向けて多数のスタンプを追加したという。ギフトボックスや犬の絵文字の組み合わせが増えたようだ。Emojipediaに現時点でマッシュアップ可能な絵文字の一覧が追加されたので、そちらも参照されたい。
Emoji Kitchenを使うには、対応するアプリ(Twitter、Instagram、Googleのメッセージ、Facebook Messenger、Gmail、WhatsApp、LinkedIn、Telegram、Text Nowなど)を開いてGboardで絵文字を選び、マッシュアップしたい絵文字を2つ選ぶだけ。マッシュアップできる場合は複数の候補が表示されるので、その中から気に入ったものを選ぶ。
【更新履歴:2021年12月6日午後5時10分 Google日本法人に問い合わせていたデジタル・キーの日本での提供について確認できたので記事を更新しました。】
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