Switch 2の紛失時に“やるべきこと” 「本体を探す機能はない」と任天堂──なら自衛策はある?

» 2025年07月22日 12時00分 公開
[金子麟太郎,ITmedia]

 任天堂は7月18日、「Nintendo Switch」および新型モデルの「Nintendo Switch 2」に関して、持ち運び時の紛失や盗難に注意するよう呼びかけた。Switchシリーズ本体には、スマートフォンのような「位置検索機能」や「使用者を特定する機能」、あるいは「遠隔ロック」などのセキュリティ機能が搭載されていない。このため、一度手元から離れてしまえば、本体の現在地を特定する手段は基本的に存在しない。

 とりわけ外出先や旅行先でゲームを楽しむユーザーが多い夏休みシーズンにおいては、紛失のリスクが高まることから、任天堂が改めて注意を促した形だ。

Switch2 任天堂 ゲーム機 パスワード保護 任天堂のゲーム機「Nintendo Switch 2」

紛失時にまずやるべきこと

 万が一Switch/Switch 2本体を紛失した場合、すぐに取るべき対応がいくつかある。最も重要なのは、ニンテンドーアカウントの保護と、ソフトの不正使用防止措置だ。

 まず、ニンテンドーアカウントのパスワードを速やかに変更する必要がある。Switch本体にはアカウント情報が保存されているため、悪意ある第三者が本体を起動すれば、アカウントに登録されたクレジットカード情報や残高を使われる危険性がある。被害を防ぐためには、Webブラウザなどからすぐにパスワードを変更し、アカウントへの不正ログインを遮断することが不可欠だ。

 次に行うべきは、「特定ソフトの利用券を共用できる本体」に設定されている場合の解除処理である。この設定が有効なままだと、別のSwitch本体で購入済みソフトを使うことができないケースがある。これについても、ニンテンドーアカウントの管理ページにアクセスし、「利用券」の設定項目から解除を行える。

 さらに、ダウンロードソフト(いわゆる「バーチャルゲームカード」)の使用を制限する処理も行っておきたい。設定上、「バーチャルゲームカードが利用できる本体」を指定している場合は、これを無効化しておかないと、紛失した本体側で引き続きダウンロードソフトが利用できてしまうからだ。こちらも、パソコンやスマートフォンなどからの手続きで対応可能となっている。

Switch2 任天堂 ゲーム機 パスワード保護 Switch/Switch 2を紛失したら必ずやるべきことの一覧

SwitchにAirTagは有効か?

 Switch/Switch 2本体にはGPSや通信機能がないため、スマートフォンのように「端末を探す」機能は存在しない。そのため、ユーザー側で代替的な位置追跡手段を講じるしかない。そうした中で注目されるのが、Appleの「AirTag」だ。

 AirTagは財布や鍵、バッグなどに取り付けておくことで、地図上で位置を確認したり、音を鳴らしたりして探せる製品だ。とくにiPhone 11以降のモデルであれば、超広帯域無線技術(UWB)を活用し、対象物までの距離と方向を「矢印と数値」で視覚的に案内してくれる「正確な場所を見つける」機能が使える。

Switch2 任天堂 ゲーム機 パスワード保護 Appleの「AirTag」。財布や鍵、バッグなどに取り付けておくことで、地図上で位置を確認したり、音を鳴らしたりして探せる

 Switch/Switch 2本体には、AirTagを直接貼り付けるための機構やスペースはないものの、収納ケースに忍ばせることで、紛失時に位置情報を確認できる可能性はある。ただし、AirTagの位置検出には近くを通る他人のiPhoneなどによる「中継」が必要なため、屋外や人通りの少ない場所での追跡には限界がある。さらに、AirTagの弱点として、バッテリーを簡単に取り外されてしまう点がある。もし紛失した本体が第三者の手に渡り、意図的にAirTagの電池を抜かれてしまえば、位置情報の確認は不可能になる。

 このため、AirTagを併用することは一定の効果が期待できるものの、過信は禁物だ。あくまで「あると多少安心」という補助的な役割であり、根本的な紛失防止策にはならない。

日常からの対策が重要

 Switch/Switch 2の紛失リスクは決して軽視できない。Switch/Switch 2を日常的に使う人の中には、「外へ持ち出すことが当たり前」になっている人もいるだろう。外出先での取り扱いには十分注意したい。

 また、任天堂はユーザーに対して、ソフト購入時のメールやアカウント連携情報などを定期的に確認し、万が一に備えておくことも推奨している。自衛の手段は限られているからこそ、いざというときに迅速に対処できるよう、今回紹介した内容を把握しておくことが大切だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  2. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  3. きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート (2026年10月23日)
  4. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  5. iPhone Duoを使って痛感した「Face ID」のありがたさ 充電スタンドに置いたまま通知が見られない不便さに苦しむ (2026年10月24日)
  6. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  7. モバイルSuicaの新決済「teppay」を早速試した 店員への伝え方や決済音は? スムーズに決済できる? (2026年10月22日)
  8. 「iPhone Duo」を試して分かった9つの疑問と本音 36万円超の折りたたみスマホは「買い」か? (2026年10月21日)
  9. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
  10. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー