3キャリアに聞く「Galaxy S26」戦略 「月1円」のソフトバンク、3年ぶり参戦の楽天、16周年のドコモ(3/3 ページ)

» 2026年02月27日 11時08分 公開
[石野純也,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

ドコモはサムスンとのパートナーシップが16周年 Galaxy AIに期待

 最後に話を聞いたのはドコモ。同社は、Galaxyシリーズを初代モデルから販売しており、ユーザーの層も厚い。一方で、他社が価格攻勢をかけている中、ドコモとしてどう対抗していくのか。取材には、プロダクトマーケティング本部 プロダクトクリエーション部長の大井達郎氏が応えた。

Galaxy S26 ドコモの大井氏は、16周年を迎えたサムスンとのパートナーシップを強調した

―― ドコモは初代モデルから単独で販売されていましたが、今は4キャリア横並びです。最初から販売していたことでの強みはありますか。

大井氏 商品として、ドコモのオリジナルのホーム画面からドコモのサービスに導線を引いていただくことは昔からやってきました。ドコモのサービスと連携することを1つの強みにしていきたい。売り方としても、2025年度からGalaxyアンバサダーが約1000人います。しかも、Galaxyアンバサダーは手挙げ制で、自ら希望してなっていただいています。Galaxyを大好きなショップスタッフが、その熱意を伝えてもらえるところが武器になると思っています。

―― 昔から扱ってきたこともあり、ショップスタッフの中にGalaxyファンが多かったということでしょうか。

大井氏 おっしゃる通りだと思います。今日(取材日)は2月25日、日本時間だと2月26日だと思いますが、2月26日はドコモとサムスンの記念日なんです。というのも、われわれが初めてサムスンさんの端末を取り扱ったのが、2010年の2月26日でちょうど16周年の節目になっています。

Galaxy S26 Unpackedには、歴代Galaxyが初代モデルから展示されていたが、ドコモがサムスンの端末を採用し始めたのは、その前から。以降、継続的に毎年新モデルをリリースしている

―― 端末はGalaxyですか。

大井氏 これがですね、Galaxy Sではないんです。Galaxyという冠がつく前に、「docomo PRO Series」というシリーズがあり、その中でWindows Mobileの端末を販売していました(関連記事)。そこからのサムスンさんとのパートナーシップで、ドコモショップの中にもGalaxyのファンがいることは強みになると思っています。

―― 他キャリアがドコモのGalaxyユーザーを狙っている節がありますが、そこは感じていますか。

大井氏 Galaxyのお客さまにはロイヤルユーザーも多いので、狙われることもありますが、われわれにとっても宝物のようなお客さまです。しっかりとわれわれのGalaxyで守っていきたいと思っています。

―― ユーザーの傾向は何かありますか。

大井氏 やはりGalaxyのよさを分かっている方が多いと思います。Galaxyはハードウェアとソフトウェアが一体になってどんどん進化しているので、新しい製品に対する感度が高い方も多いと思っています。

―― 今回のGalaxy S26シリーズで、注目している機能はありますか。

大井氏 発表会でプライバシーディスプレイに注目された方は多いと思いますが、ビジネス目線で申し上げると、Galaxy AIには非常に期待しています。発表会でも説明されていましたが、直感的に機能を使える。ユーザーが自分で考え、プロセスを踏んで機能にたどり着くのではなく、直感的に機能がつながっていくので、リテラシーの低い方でもハイエンドを使っていただく機会が増えると思います。

Galaxy S26 大井氏も、機能が先回りして連携していくGalaxy AIに注目しているという

―― Galaxy S26+が追加されたことで、何か期待することはありますか。

大井氏 われわれとしては、チャレンジの商品だと思っています。画面が大きいことはありますが、価格差も含めてどれだけご支持いただけるかをまず見ていきたいと思っています。

―― 他社が月額料金を下げて攻めている中で、いつでもカエドキプログラムがちょっと攻めづらい状況になっていると思います。どのようにされていくのでしょうか。

大井氏 価格面もあるとは思いますが、Galaxyの価値やわれわれとのサービス連携があることをしっかり伝えて、ご納得いただければと考えています。

―― Uberを操作するといったGeminiの機能も紹介されましたが、ドコモのサービスを連携させていくことはありますか。

大井氏 アプリがAIを自然に使うことはトレンドになっていくと思いますので、そういったところも検討していきたいと思っています。

(取材協力:サムスン電子ジャパン)

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月13日 更新
  1. スマホの「実質価格」高騰の恐れ、iPhone 18 Proは2倍高く? 総務省の残価設定ルール厳格化は“誰のため”か (2026年10月10日)
  2. 個人情報の流出にユーザーはどう備える? 乗っ取りやクレカ不正利用を防ぐ「3段階」の対策ガイド (2026年10月12日)
  3. ダイソーで1100円の「GaN USB充電器」は折り畳みプラグで外出用に持ち歩きやすい 45W出力対応でPCでも使える (2026年10月10日)
  4. 楽天モバイル、KDDIローミングが大幅に縮小――ユーザーに対する説明責任はないのか (2026年10月11日)
  5. ダイソーで1100円のノイキャンイヤフォン「TWS009」を試す 騒音カットの効果は実感も電池持ちに課題か (2026年10月09日)
  6. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  7. 資産3000万円以上が対象 MUFG「エムット」最上位サービスと“年会費無料”アメックス・プラチナの魅力とは (2026年10月08日)
  8. 10月1日から楽天モバイルの「au 4G LTEエリアローミング」が縮小も意外と残っている件 (2026年10月10日)
  9. POCO F9 Ultraのベースモデル「REDMI K100 Pro Max」はバッテリー容量とカラバリに違いがある (2026年10月11日)
  10. 【ワークマン】4900円の「アーバンライトバックパック」 豊富なポケットやナスカン&バックル付き (2026年10月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー