Pixel 10aに日本限定カラー「Isai Blue」が登場 ヘラルボニーとのコラボが光る

» 2026年04月07日 09時00分 公開
[井上翔,ITmedia]
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 Googleは5月20日、スマートフォン「Pixel 10a」の日本限定カラーとして「Isai Blue(異彩ブルー)」を発売する。ストレージは256GBのみとなり、直販サイト(Google ストア)における販売価格は9万4900円となる。NTTドコモ、KDDI/沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイルの4社でも取り扱う予定だ。

 Isai Blueは、岩手県と東京都を拠点とするクリエイティブ企業であるヘラルボニー(HERALBONY)とのコラボレーションモデルであり、Pixelスマートフォンとして初となる特定の国/地域でのみ販売されるカラーとなる。

 この記事では、Isai BlueのPixel 10aの特徴を紹介する。

Isai Blue Pixel 10aの「Isai Blue」は、Pixelスマートフォン初の特定の国/地域限定カラーとなる
登壇者 発表前日の4月6日に行われた発表会には、左からGoogleの松岡良倫氏(インダストリアルデザイナー)、阿部和子氏(Pixel商品企画 アジア太平洋地域統括 リージョナルディレクター)、Isai Blueのプリインストールコンテンツをデザインした契約作家の水上詩楽さん、ヘラルボニーの松田崇弥Co-CEO(共同最高経営責任者)が登壇した

Pixel 10a(Isai Blue)の概要

 Pixel 10aのIsai Blueは、Googleの「日本への感謝の気持ち」を表した日本限定モデルであり、Pixelスマートフォンの10周年を記念するモデルでもある。

ヘラルボニーとのコラボレーションのきっかけは、2024年12月〜2025年1月にGoogleが京都市で開催したイベント「Google Pixel: Home of Design」にある。

 このイベントは、Pixel 9シリーズを通してGoogleの大切にしている「エモーショナルデザイン」を紹介するものだったが、そのキュレーションを担当したのがヘラルボニーだったのだ。

 ヘラルボニーは、障害のある契約作家の描くアートを積極的に展開するデザイン企業だ。Isai(異彩)は同社が大切にしている考え方で、Blueは「世界自閉症啓発デー」のテーマカラーとなる。同社とのコラボレーションに当たり、Googleは「異彩」を何らかの形で盛り込むことを決めており、ボディーカラーはブルーを含む数色を候補として提示したところ、多様性を象徴するという観点でブルーにすんなり決まったという。

コラボレーションカラー ヘラルボニーとのコラボレーションで日本限定モデルを開発するに当たり、Googleは数色の候補を用意していたという。しかし、世界自閉症啓発デーのテーマカラーでもあるブルーにすんなり決まったそうだ

 本製品は単にカラーが特別なだけでなくパッケージも特別で、Isai Blueのバンパーケースが付属している。

 Googleの内部ではPixelの純正バンパーケースを以前から検討してきたが、出っ張りのあるアウトカメラとのデザインや利便性における整合性から、日の目を見ることがなかったようだ。

 今回、Pixel 10aが“平ら”になったことと、日本限定のコラボレーションモデルを出すという機会、そしてIsai Blueの色を感じてほしいということで、初めて“純正の”バンパーケースを作ってみたのだという。

バンパーケース Isai Blueの本体に付属する、Google初の“純正”バンパーケース

 加えて、Isai Blueにはヘラルボニーの契約作家である藤田望人さんがデザインしたステッカーも付属する。このステッカーはポップかつコミカルなことが特徴で、Pixelスマートフォンのユーザー向けに単品販売してもいいのではないかと思ってしまうくらいに良い。

 そしてIsai Blueのパッケージスリーブは、同じくヘラルボニーの契約作家である工藤みどりさんがデザインしている。これもまた“味”があって目を引く。

ステッカー Isai Blueの本体に付属する藤田望人さんのステッカー。正直単品で売ってほしいくらいに良いものだ
スリーブ Isai Blueのパッケージスリーブは、工藤みどりさんのデザインだ

 Googleは当初、Pixel 10aの“中身”は他のカラー(通常モデル)と同一にするつもりだったという。しかし、カラーや付属品をヘラルボニーと一緒に作り込んでいくうちに、「特別なプリインストールコンテンツがあってもいいのでは?」と考えるようになった。

 そこで、Isai Blueの本体にはヘラルボニーの契約作家がデザインした絵画の壁紙や、それとイメージを合わせたアイコン、壁紙とアイコンを一括設定できるテーマをプリインストールすることになった。壁紙は工藤さんの絵画に加えて、水上詩楽さんと伊賀敢男留さんの絵画も用意されている。

 アイコンやテーマのデザインでは、生成AIが活用された。プロンプトで細かく指示をして、3人の契約作家が持つ世界観に合致する色合いを実現できたという。

壁紙 伊賀敢男留さんの絵画を適用したテーマ(3種類)
壁紙 工藤みどりさんの絵画を適用したテーマ(3種類)
壁紙 水上詩楽さんの絵画を適用したテーマ(3種類)
背景 絵画(壁紙)に合うアイコンの作成には、生成AIが活用されている

下北沢で展覧会を開催

 本製品の発売を記念して、ヘラルボニーは5月15日から21日まで、下北沢reload(東京都世田谷区)のエントランスホールにおいて特別展示「Google Pixel|HERALBONY Isai Blue展」を開催する。

 この展示では、藤田望人さんが書き下ろしたアートのピンバッジが入ったガチャがあるとのことだ。

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