なぜ南極で“ネット”が使えるのか――KDDIやStarlinkの通信技術、日本科学未来館で学べます

» 2026年06月25日 17時19分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 私たちが毎日当たり前のように使っているスマートフォンやインターネット。その見えない電波が、極寒の地・南極でも未知の世界を切りひらく「命綱」として機能していることをご存じだろうか。このようなテーマについて深く学べるイベントが開催される。

 KDDIが日本科学未来館で開催中の南極観測70周年記念の特別展「大南極展」に特別協賛し観測現場を支える通信や映像技術を公開した。会期は7月1日から9月27日までだ。展示ブースでは南極と人をつなぐKDDI観測支援の裏側をテーマに5つのコンテンツを展開している。短波無線による通信からStarlink衛星通信回線を活用した8K映像のリアルタイム伝送実証までを紹介する。

大南極展 KDDI KDDIが日本科学未来館の特別展大南極展に協賛し観測現場を支える通信や映像技術を公開した
大南極展 KDDI 特別展「大南極展」の概要

 スマートフォンを用いて被写体の細部まで再現した3D写真モデルを短時間で生成する技術の体験展示も用意した。遠隔地からの即時共有や高度な状況判断を可能にするため実用化に向けた研究が進んでいる。KDDIは1956年の南極観測開始以来から通信を通じて現地の活動を支援してきた。2004年以降は毎年社員1人を国立極地研究所に出向させ昭和基地のネットワークを維持している。

 会期中の8月22日には関連イベントとして夏休み自由研究フェスおしえて南極観測応援隊を開催する。南極地域観測隊OBであるKDDI社員が登壇し昭和基地の衛星通信の仕組みや南極での生活と通信の重要性について説明する。

 本展に足を運び、通信技術の最前線に触れることで、過酷な環境下でどのように観測や研究を支えているかを知ることができ、日常を支えるインフラの偉大さと持続可能な未来について改めて考えてられる機会になるはずだ。

大南極展 KDDI 南極・昭和基地の通信を支える内容や、南極観測とKDDIの関わりと足跡などに関する展示がある。Starlinkを活用した8K映像リアルタイム伝送について知って学ぶことも可能だ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月24日 更新
  1. 「iPhone 18 Pro」は何が進化した? 「iPhone 17/17 Pro」とスペックを比較 全て20万円超えの価格が悩ましい (2026年09月10日)
  2. 似て非なる?「iPhone 18 Pro」と「iPhone 17 Pro」の外観上の違いを比較する (2026年09月23日)
  3. 富裕層向けカードの潮流が変化 アメックス、三井住友、ダイナース、ラグジュアリーカードが狙う“特別な体験価値”とは? (2026年09月22日)
  4. 「マイナポータルアプリ」が「マイナアプリ」へ刷新されて何が変わった? メリットや利用方法を解説 (2026年09月20日)
  5. キャリアショップや家電量販店よりも厳しい現実――街中の「併売店」の“今”を探る (2026年09月21日)
  6. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  7. 「iPhone 18 Pro」で“Face ID認証できない”問題、Appleが対処法を案内 やはり「画面フィルム」に言及 (2026年09月21日)
  8. 出そろった「iPhone 18 Pro」の価格を4キャリアで比較 ソフトバンクが衝撃の安さ、楽天モバイルが異例の施策 (2026年09月13日)
  9. BeRealの次は韓国発のVlogアプリ「setlog」がブームに? Z世代の7割超が使う理由と「タイムリミットに追われない」クローズドな魅力 (2026年09月22日)
  10. 月40GBになった「ahamo」はどれだけお得? 他社中容量プランと比較、「大盛り」に意外な落とし穴も (2026年09月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー