通信衛星とドコモのスマホが直接通信! 「docomo Starlink Direct」が4月27日にスタート 84機種で利用可能

» 2026年04月02日 12時00分 公開
[井上翔,ITmedia]

 NTTドコモとNTTドコモビジネスは4月2日、通信衛星とスマートフォンが直接通信を行うサービス「docomo Starlink Direct」を4月27日から提供することを発表した。ahamoを含むドコモのモバイル通信サービスと対応機種(後述)を組み合わせて使っているユーザーは、当面の間無料かつ事前申し込みなしで利用できる。

ロゴ docomo Starlink Direct

サービスの概要

 docomo Starlink Directは、Space Exploration Technologies(SpaceX)が提供する低軌道衛星と携帯電話の直接通信サービス「Starlink Mobile」を活用して提供される。ドコモの携帯電話ネットワークが圏外となる状況において、見通しの良い場所(※1)において一部のアプリで通信が可能だ。

(※1)日本の領土内および領海内(海岸線から12海里以内)に限る

エリア サービスエリアは、日本の領土と領海となる。ただし、ドコモの携帯電話ネットワークやWi-Fi(無線LAN)が使える場所では利用できない

対応機種とUIM(SIM)カードについて

 本サービスは、ドコモが発売したAndroidスマートフォンおよびiPhoneのうち84機種で利用できるが、端末のソフトウェアを衛星通信対応版にアップデートする必要がある。主な対応機種は以下の通りだが、Androidスマートフォンは一部機種が「メッセージサービス(※2)のみ対応」となるので注意が必要だ。

  • iPhone:iPhone 13シリーズ以降(※3)
  • Androidスマートフォン
    • Google:Pixel 9シリーズ以降(※3)
    • サムスン電子:2021年以降に発売した機種
    • ソニー:2023年以降に発売した機種
    • シャープ:2023年以降に発売した機種
    • FCNT:2024年以降に発売した機種
    • モトローラ・モビリティ:2024年以降に発売した機種

(※2)Androidスマートフォンは「Google メッセージ」アプリ、iPhoneは「メッセージ」アプリを使ったやりとりとなる。写真/動画などのファイルを添付することも可能だが、Googleの「Pixel 9a」についてはファイルの添付に対応しない
(※3)他社(メーカー直販を含む)が日本国内で販売した端末も対象

 本サービスを利用するには、対応する「ドコモUIMカード」(ドコモのSIMカード)またはeSIMが必要となる。対応しているかどうかの確認は、以下の手順で行える(※4)。

  1. 端末のソフトウェアを衛星通信対応のものにアップデートする
  2. 端末設定に衛星通信に関する項目が追加されているかどうか確認する

 ソフトウェアアップデートをしても項目が現れない場合は、ドコモUIMカード/eSIMの交換(再発行)が必要となる。ドコモUIMカードの場合は「ドコモオンラインショップ」またはドコモショップ/d gardenで、eSIMの場合はドコモオンラインショップで手続き可能だ。

(※4)「ドコモUIMカード(Ver.4)」(赤色の台紙)については、非対応の場合でも衛星通信に関するメニューが出てしまうことがあるため、ドコモではカードの交換、またはeSIMへの変更を推奨している

出ている件 衛星通信に対応するソフトウェアアップデートをした上で、衛星通信対応のドコモUIMカード/eSIMを挿入すると接続に関する設定画面に項目が追加される(名称は端末メーカーにより異なる)。ただし、注釈にもある通り、「ドコモUIMカード(Ver.4)」を使っている場合、非対応でも項目が出てしまうことがあるため、交換またはeSIMへの変更が推奨されている

対応アプリ

 衛星通信についてはアプリ側も対応が必要で、対応していないアプリでは衛星通信を利用できない。また、対応アプリでも、原則として通常の通信時と比べて機能が制限される。

 ドコモが提供するアプリで、衛星通信に対応するものは以下の通りだ。

  • ドコモメール(Android版)
    • メールの送受信を利用可能
  • 災害用キット(Android版/iOS版)
    • 災害用伝言板の安否登録/安否確認を利用可能
  • d払い(Android版/iOS版)
    • 一部機能を除き利用可能
  • SmartNews for docomo(Android版)
    • アプリ内の記事更新と閲覧を利用可能
  • イマドコサーチ(Android版)
    • 「見守られ」と「ちょい前かくにん」を利用可能

 他のアプリの対応状況については、ドコモのサービスサイトに掲載される他、端末の衛星通信に関する設定画面でもインストール済みの対応アプリを確認できる。

対応アプリ ドコモが提供する衛星通信対応アプリ
対応アプリ インストール済みのアプリであれば、端末設定から対応状況を確認できる

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