サブスク不要で画面を持たない潔さ Polarの新型フィットネストラッカー「POLAR Loop」を「Fitbit Air」と比較スマートウォッチ ナビ(2/3 ページ)

» 2026年06月30日 15時00分 公開
[山本竜也ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

計測の中心となる「Precision Prime」心拍センサー

 POLAR Loopのセンサーは「Precision Prime」(GEN 3.5)と呼ばれる光学式心拍センサーで、赤/オレンジ/緑の3色10個のLEDを使って皮膚表面の血流変化を計測する。複数波長のLEDを組み合わせることで、動作ノイズや皮膚の深さによる誤差を減らしているとのことだ。

背面の光学式心拍センサーには、3色10個のLEDが搭載されている。なお、本体にはこれ以外にLEDがなく、充電中は赤色のLEDが時計回りに回転しながら点灯する

 このセンサーをベースに、24時間の心拍計測/心拍変動(HRV)/自律神経(ANS)の状態/睡眠のステージ、日中のアクティビティーといった一連のデータを記録していく。ディスプレイがないので、計測結果は全てスマートフォンの「Polar Flow」アプリもしくはWebサービスで確認することになる。

アプリで何が見える?

 データの確認はスマートフォンアプリ「Polar Flow」を通じて行う。iOS/Androidの両方に対応しており、追加料金なしで全機能を利用できる。サブスクリプションは不要だ。

 Polar Flowのホーム画面には、その日の歩数/消費カロリー/活動目標の達成率が時系列に並んで表示される。また、メニューから「アクティビティ」を選択すると、24時間の円グラフでその日の活動を確認することも可能だ。1日の目標活動量は自分の身体情報と生活スタイルに応じて自動設定され、達成率はパーセンテージで確認できる。

 長時間同じ姿勢でいると「低活動アラート」を記録する機能もある。「座りすぎ」などのアラートを出す製品は多いが、どの時間にアラートが出たのか、一目で分かる仕様なのは地味ながら実用的だ。

Polar Flowの活動量画面 Polar Flowの活動量画面。左が時系列で並ぶ「ダイアリー」、右が「アクティビティ」画面となる

独特の指標が並ぶ睡眠トラッキング

 睡眠については、3つの独自指標が用意されている。睡眠トラッキングは睡眠を「浅い」「深い」「レム」「中断」の4段階に分けてグラフ表示するもので、入眠や起床の時刻も自動検出される。

睡眠トラッキングは、他のサービスと近い表示だ 睡眠トラッキングは、他のサービスと近い表示だ

 Nightly Rechargeは一晩の回復度を数値化する指標で、睡眠ステータスと自律神経(ANS)の安静化データを組み合わせて算出する。

Nightly Rechargeの画面 Nightly Rechargeの画面。睡眠スコアと自律神経の回復度を組み合わせた指標が表示される

 日中活性ガイドは直近数日間の睡眠データをもとに、その日の時間帯ごとの集中力や眠気の変動を予測して表示する機能だ。「午後2時ごろに集中力が落ちやすい」といった傾向を把握することで、仕事やトレーニングのスケジュール立案に活用できる。

日中活性ガイドの画面 日中活性ガイドの画面。直近の睡眠データをもとに当日の覚醒レベルの推移を予測する

 慣れないうちは「ANS(自律神経)の回復」「日中活性ガイド」といった表現に戸惑うが、数字とグラフが淡々と並ぶ画面は、データを自分で読み解きたい人には情報量が多くてありがたい。

 一方、Fitbit AirのGoogle Healthアプリも睡眠ステージの記録と睡眠スコアの表示には対応しており、画面は100点満点のスコアを中心にしたシンプルな見せ方だ。月額1580円の「Google Health Premium」(購入時に3カ月分が付属)に加入すると、GeminiベースのAIコーチが文章でアドバイスをくれる仕組みになっている。POLAR Loop側にはAIコーチに相当する機能はなく、解釈はユーザー側に委ねられる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月30日 更新
  1. スマホの「SIM組み合わせ」を3カ月で3回も変えた話 楽天モバイル→日本通信→Y!mobileからの移行先を思案中 (2026年06月29日)
  2. 松屋の券売機が「思いのほか使いやすかった」 それでもネットで不評なのはなぜ? (2026年06月29日)
  3. ティム・クックCEOが「もはや限界」と値上げに言及――すでにAndroidでは値上げラッシュが始まる (2026年06月28日)
  4. 「モラルが欠如している」──LINE安否確認で“悪ふざけ”、SNSで批判の的に (2026年06月26日)
  5. 「EV=長距離は不安」は本当か テスラ・モデルYで東京〜大阪を走破して分かったリアル (2026年06月29日)
  6. ワイヤレス全盛期に「有線イヤフォン」が再注目される理由 (2026年06月30日)
  7. ダイソーで770円の「備えラジオ」は“備える”以上に”ノスタルジック”だった件 目的に徹したシンプルさが懐かしさを呼ぶ (2026年06月27日)
  8. ヨドバシ池袋出店で幕を開ける「新・家電三国志」 ヤマダ、ビックはどう迎え撃つのか (2026年06月30日)
  9. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  10. スマホ決済で「請求書払い」はどれがお得? d払い、au PAY、PayPay、楽天ペイを比較してみた (2026年06月30日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー