2026年7月14日、ソフトバンクが法人向けイベント「SoftBank World 2026」を開催していたので、取材してきた。
例年、夏の開催であり、直前まで「暑いからオンライン視聴でいいかも」とたかを括っていたのだが、今年はアップルとサムスン電子がブースを出すというので、行ってきた。
この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2026年7月18日に配信されたものです。メールマガジン購読(税込み月額550円)の申し込みはこちらから。
アップルが日本のこうしたイベントにブースを出すなんて、異例中の異例だ。ただ、今年は教育系のイベントに続いて2回目ということで、日本のアップルとしても法人と教育分野においては、かなりアクセルを踏んでいる模様だ。
アップルのブースはまさに「アップルストアか」と思うほど、たった1日のイベントにもかかわらず、お金がかかっていた。本当にアップルストアと世界観がきっちりと統一されているのに驚いた。
ブースでは製品が展示されているだけでなく、製品の体験やふくおかフィナンシャルグループ、DX推進本部・根上 竜也副本部長の講演もあったりして新しい発見があった。
MacBookの操作やiPhoneとの連携など、30年近くアップル製品を使っている自分も知らないことがあったりと参加した甲斐があった。
ふくおかフィナンシャルグループでは、エンジニアの8割がMacBook Airを使って開発を行っているという。
当然、AIの導入が進んでいるが、「トークンの消費が激しく、使用制限が出始めている」とのこと。そこで、Mac StudioではローカルAIとクラウドとのハイブリッドでの環境が整備されつつあるという。
銀行の場合、扱えるデータの秘匿性が高いため、何でもかんでもクラウドというわけにはいかない。銀行として、Mac Studioなどのローカル環境でのAI処理に期待しているということであった。
アップルに負けじと存在感を放っていたのが、サムスン電子だ。3つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」を参考展示しつつ、高耐久性スマホ「Galaxy XCover7」や米軍で使われているデバイスなどを展示していた。
サムスン電子としては、スマートフォンのみならず、ディスプレイなどが主力商品であるため、サイネージなどの展示が目立っていた。
サムスン電子としては、昨年、ソフトバンク向けの納入を復活させたこともあり、ソフトバンクが持つ法人顧客への開拓をしたいのだろう。
数年前まで、比較的、オープンで誰でも参加しやすかったSoftBank Worldは、コロナ禍でのオンライン開催を経て、招待制のかなりクローズドなイベントとなっている。
ただ、招待ということで、来場者が企業の中でも意思決定をする人たちが多かったりするなど、ブースを出す側としても張り合いがあるようだ。
果たして、他キャリアの法人向けイベントにアップルとサムスン電子はブースを出すのか。とても気になるところだ。
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