公称のビデオ再生時間は、iPhone 18 Proが最大36時間、Pro Maxが最大45時間。iPhone Duoはインナーディスプレイ使用時が31時間、アウターディスプレイ使用時が44時間となる。
数字だけを見れば、Duoのアウター44時間はPro Maxの45時間に近く、折りたたみでバッテリーが持たないという結果にはなっていない。Appleは両側に1つずつ高エネルギーのバッテリーを搭載するデュアルバッテリー構成だとしている。折りたたむ構造をバッテリーの容量に振り向けた形だ。
ただし、Duoの31時間と44時間は「どちらの画面を使うか」で変わる値だ。18 Proの36時間とは前提が異なるため、36時間と44時間を並べて優劣を言うことはできない。実際の使い方はインナーとアウターの併用になるので、体感はこの2つの数値の間に収まるとみるのが自然だろう。
充電速度には差がある。18 Proが約15分で50%まで到達するのに対し、Duoは約20分。ワイヤレス充電はどちらもMagSafeとQi2で最大25Wと同条件だ。
発熱については、両機種が同じ方向の設計を採っている。
iPhone 18 Proは次世代のベイパーチャンバーを搭載し、表面積が3倍になったとのこと。また、A20 Proのパッケージング設計により、メモリをチップの放熱経路から分離したことで、チップがベイパーチャンバーに直接接合する構造になっている。Appleはこれによって、持続的なパフォーマンスがiPhone 17 Pro比で最大40%高いとしている。
iPhone Duoも、独自設計のベイパーチャンバーとデュアルバッテリーアーキテクチャを組み合わせた熱管理システムを備える。Appleによると、新しいチップのパッケージングにより、A20 Proがカスタムベイパーチャンバーに直接接続して放熱するとのことだ。つまり「A20 Proをベイパーチャンバーに直結させる」という設計思想は共通だ。折りたたみだから冷却が弱いということはない。
生体認証は、2機種で方式が分かれている。
iPhone 18 ProはTrueDepthテクノロジーによるFace IDを搭載する。従来のiPhone Proシリーズと同じだ。
iPhone DuoはFace IDを搭載せず、サイドボタンに内蔵された指紋認証センサーを使う。Appleは、Duoが開いていても閉じていても簡単で安全かつ一貫した認証ができるとしている。開閉のどちらの状態でもサイドボタンには触れられるため、折りたたみとの相性を考えた選択だとみていいだろう。
どちらが優れているかという話ではなく、生活パターンで向き不向きが変わるだろう。顔認証はマスクやサングラスの着用時、端末との距離や角度で条件が変わり、指紋認証は手がぬれていたり手袋をしていたりすると使いにくい。決済アプリやパスワード入力の頻度が高い人ほど、この差は日常的に出てきそうだ。
iPhoneで指紋認証を使ってきた層にとっては、Duoが久しぶりの選択肢になる。これまでiPhoneでTouch IDが使えるのは、ホームボタンを備えるモデルに限られていた。
価格を並べると、差は明快だ。
Duoと18 Proの差は、どの容量でも14万5000円で一定している。Pro Maxと比べれば12万5000円差だ。
この14万5000円で何が手に入るかを整理すると、7.6型のインナーディスプレイ、5.4型のアウターディスプレイ、Split View、年内対応予定のApple Pencil、そしてTouch IDということになる。代わりに手放すのは、100mm/200mm相当の望遠撮影機能、可変絞り、Face ID、アクションボタン、そして211gという軽さだ。
画面を取るかカメラを取るか、という選択に近い。
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