ここまでの比較を踏まえて、iPhone Duoをメイン機として使えるかを考えてみよう。
弱点はカメラに集約される。望遠がないため、子どもの行事や旅行先のスナップを1台でこなしたい人には向かないだろう。ここは14万5000円の価格差とは別の問題で、お金を足しても解決しない部分だ。
逆に強いのは画面まわり。電子書籍、資料の読み書き、Split Viewでの並行作業は、6.3型の18 Proでは代替できない。Apple Pencilが使えるようになれば、手書きメモや書類への注釈も入る。
そして今回確認した範囲では、バッテリー、防水・防塵、発熱対策のいずれも18 Proと同等か、それに近い水準にある。折りたたみだから常用に耐えないという見方は、少なくとも公称値の上では当てはまらない。
一方で、常に持ち歩く1台としてではなく、据え置きの大画面端末として割り切る考え方もある。254gと厚さ11.3mmは携帯性の面で不利だが、自宅や職場で使う前提なら、重さの優先度は下がる。
この位置付けを取るなら、メインをiPhone 18 Pro、大画面をDuoに、という2台持ちが具体的な形になる。カメラは18 Pro、読書と作業はDuoという分担は、それぞれの得意分野がかみ合っているので理屈としては通りそうだ。
ただし256GB同士でも合計58万4600円になる。さらに両機種ともeSIM専用のため、回線をどう振り分けるかも決めておく必要がある。万人に勧められる形ではないが、成立する選択肢ではある。
ただ、より現実的な代替案としては、Duoの代わりにiPad mini(256GBのWi-Fi+Cellularモデルは14万1800円)を置く形だろう。大画面を別に持つという発想は同じで、価格はDuoより抑えられる。
iPhone 18 Proが向くのは、カメラで機種を選ぶ人だ。「望遠を日常的に使う」「片手で扱える軽さを優先する」「価格を抑えたい」――。このいずれかに当てはまるなら、18 Proを選んで後悔する要素は少ない。
一方、iPhone Duoが向くのは、画面の広さに価値を見いだせる人だ。電子書籍や資料を大きな画面で読む、2つのアプリを並べて作業する、Apple Pencilを使いたい、指紋認証に戻りたい。こうした用途があるなら、14万5000円の差額に見合う可能性はある。
2台持ちが成立するのは、カメラと大画面のどちらも譲れず、費用を許容できる場合に限られる。
iPhone Duoの予約開始は10月16日21時だが、発熱の実際の挙動やバッテリーの持ちは、公称値だけでは判断しきれない部分が残る。急がないのであれば、実機に触れられる時期を待ってから決めるのも現実的な選択だろう。
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