「Apple」は10月23日、同社初となる折りたたみスマートフォンiPhone Duoを本日発売した。先進的な技術を結集させたフラグシップモデルだ。
開いた状態のインナーディスプレイには約7.6型の大画面を搭載し、開閉状態を問わず視認性を維持する白銀比ベースの筐体設計が施されている。カメラホールを隠すアンダーディスプレイ構造を採用したFaceTimeカメラにより、動画や電子書籍などのコンテンツを高画質かつシームレスに楽しめる。また筐体には軽量で頑丈なチタンフレームとA20 Proチップが組み込まれ、ベイパーチャンバー冷却システムによって高いパフォーマンスを安定して維持できるなど、iPhoneとしては新しい選択肢となっている。
しかし直販サイト「Apple Store」における販売価格は、最小構成の256GBモデルで36万4800円と非常に高額な設定となっている。上位容量の512GBモデルは39万9800円、1TBモデルは46万9800円、最上位の2TBモデルは57万4800円だ。
極めて高い価格帯でありながら、事前予約の開始直後から注文が殺到し、初回出荷分は速やかに完売した。世界的な物流遅延や店頭受け取り枠の激しい争奪戦が重なり、発売日となった10月23日の段階で入手しづらい状況となっている。
需要に対する供給不足を受け、発売当日の早朝からフリマサイトでは高値での出品行為が急増した。
Appleは事前に予約なしでの当日販売を実施しない方針を提示し、購入可能台数を1人2台までに制限する措置を講じていた。しかし正規ルートで手に入れられなかったユーザーを標的に、個人間売買プラットフォームを介した高額転売が横行する結果となった。発売当日に手元へ届く即日発送品や都内での手渡し対応をアピールし、定価から大幅に釣り上げた不当な価格設定が目立っている。
需要が最も集まる標準的な容量の256GBモデルを一例に取り上げ、各フリマサイトの出品状況と定価36万4800円との差額を以下に記載する。
日本最大級の個人間取引サービス「メルカリ」では、10月23日15時過ぎの時点で非常に多くの256GBモデルが出品された。最も安い部類の出品であっても44万5000円から取引されており、この時点でApple Storeでの定価36万4800円より8万200円高い。主流の出品価格帯は45万〜55万円前後に集中した。45万円での出品は定価より8万5200円高値、48万円での出品は11万5200円高値、50万円での出品は13万5200円高値、55万円での出品は18万5200円高値だ。
即日手渡しや未開封を保証する商品の中にはさらに高額な値付けが見られた。最高値の例としては256GBモデルの未開封品に対して78万円という価格が設定された出品が確認された。これは定価36万4800円に対して41万5200円高値となり、定価の2倍を超える異例のプレミア価格で販売されていた。
メルカリでは10月23日15時過ぎの時点で256GBモデルが多数出品されている。定価より8万200円高値で取引されたケースがあり、価格帯は45万〜55万円が中心で、未開封の最高値は定価の2倍超となる78万円に達していた続いて「Yahoo!フリマ」における価格推移を詳しく確認する。Yahoo!フリマでは256GBモデルの未開封SIMフリー端末が多数出品され、最安価格帯は42万5000円付近で推移していた。定価36万4800円との比較では6万200円高値となる。42万9000円の出品は6万4200円高値、43万6580円の出品は7万1780円高値だ。他プラットフォームに比べ下値はわずかに低いものの、依然として6万円以上の利益が上乗せされていた。
また48万円や49万9999円といった強気な価格帯での出品も相次いだ。48万円の出品は定価から11万5200円高値、49万9999円の出品は13万5199円高値となり、Yahoo!フリマにおいても10万円を超える高値転売が定着していた。
楽天が提供する「ラクマ」でも同様に大規模な転売が展開された。ラクマでの256GBモデル最低出品価格は45万9800円前後であり、定価36万4800円に対して9万5000円高値からのスタートとなった。ボリュームゾーンとなる48万9000円の出品は12万4200円高値、50万8000円の出品は14万3200円高値、52万2900円の出品は15万8100円高値だ。
高価格帯では57万5000円の未開封品が出品され、定価から21万200円高い価格が提示されていた。市場全体の供給不足を背景に大幅な上乗せが当然視されていた。
各フリマサイトの256GBモデル転売額をまとめると、Yahoo!フリマの6万200円高値からメルカリの41万5200円高値まで多額の価格差が存在する。
公式の「ペイディあと払いプランApple専用」を利用すれば金利手数料なしの36回払いが可能だ。256GBモデルなら月額1万133円の支払いで済み、24カ月目に下取りへ出すことで最大12回分の支払いが免除され実質24万3000円程度で利用できる。さらにau、ソフトバンク、ドコモ、楽天モバイルが実施する2年返却プログラムを組み合わせれば負担をより抑えられる。
個人間取引はトラブルが多発する傾向にある。サービス運営元が介入しづらいケースもあるため、個人間取引を利用する際は基本的に自己責任となる。iPhone DuoはApple Store(店頭)では予約なしの販売を実施しておらず、発売時からしばらくの間は入手しづらい状況が続くと思われる。家電量販店のキャリアコーナーには在庫状況が掲示されているため、気になる方はチェックするといい。個人間取引トラブルを避けたいのなら、正規の購入ルートを活用する方が無難だろう。
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