漏えいそのものは防げなくても、被害に遭いにくくすることはできます。IPAが挙げる日頃の対策は、パスワードを長く複雑にして使い回さないこと、多要素認証やパスキーを設定すること、偽メールに注意すること、情報の登録を必要最小限にすることの4つです。
スマホユーザーなら、OS標準の機能を活用するのが手っ取り早いでしょう。iPhoneの「パスワード」アプリやAndroidの「Google パスワード マネージャー」には、漏えいが確認されたパスワードや、使い回しているパスワードを警告する機能があります。パスキーに対応したサービスなら、そもそもパスワードを使わずにログインできるので、漏えいの影響を受けにくくなります。
また、もう使っていないサービスは、この機会に退会してアカウントを削除しておくのもお勧めです。登録している情報が少ないほど、次におわびメールが届いたときの“やること”も減らせます。最近は「AIに退会の作業を代行させている」という先進的な使い方をしているユーザーもSNSで見掛けます。ただし、AIにログイン情報を渡す場合は、そのサービス自体の安全性にも注意が必要です。
毎日のように届くおわびメールに慣れてしまい、中身を見ずに削除したくなる気持ちは分かります。ただ、漏れた情報の種類を確認して必要な対処をするだけなら、1通当たり数分で済みます。
判断に迷うときは、IPAの「情報セキュリティ安心相談窓口」に相談するとよいでしょう。電話やメールで受け付けています。おわびメールは、自分のアカウント管理を見直すきっかけと割り切って付き合っていきましょう。
個人情報の流出にユーザーはどう備える? 乗っ取りやクレカ不正利用を防ぐ「3段階」の対策ガイド
サイバー攻撃の漏えい情報件数、10月だけで2025年の約3.7倍に急増 MM総研調べ
JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現?
PayPay、セキュリティ対策は「万全を期すべく総点検している最中」と中山社長
ドコモは「つながって当たり前」をどう実現? 「置局」業務の舞台裏を紹介Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.