米IBMは4月30日、同社の技術者向け情報サイト「developerWorks」にソーシャルネットワーキング機能「My developerWorks」を追加したと発表した。
developerWorksは、ソフトウェアやハードウェアの開発者に優良な技術リソースを提供することを目的に、IBMが1999年に開始したポータルサイトで、現在世界中で800万人以上の開発者が利用しているという。
同社が数百人のソフトウェア開発者を対象として行った最近の調査の結果、開発者の4分の3は技術的なスキルアップや情報交換のために、フォーラム、Wiki、ブログ、ニュースレターなどを利用しており、65%はそうした情報収集に特化したFacebookやTwitterのようなソーシャル機能を求めていることが明らかになったという。
IBMはそうした要望を受け、同社のソーシャルソフトウェア「Lotus Connections」をベースにMy developerWorksを開発した。加入者は世界中の開発者とともにテーマ別のオンライングループを作成したり、コンテンツを共有することができる。プロフィールページには一般のSNS同様に連絡先や、フォーラムやブログ、developerWorks内の情報からのフィードをまとめておける。
プロフィールに利用言語や開発スキルなどを明記しておくことで、共通の課題を抱えているメンバー同士が解決のために協力するといったコミュニケーションが可能になる。また自分に必要なスキルを持つ加入者に連絡を取ったり、そうした開発者が書いているブログや参考にしている情報を知ることができる。
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