スマートフォンの販売台数とWeb閲覧シェアは一致せず、販売台数では4位のiPhone OSがWeb閲覧シェアでは43%を占めて1位だった――。携帯向け広告企業の米AdMobが5月27日、こんな調査結果を発表した。
AdMobは7000以上の携帯向けWebサイト、1600以上のアプリケーションに広告を配信している。同社は毎月、この広告ネットワークのデータに基づいた調査結果を発表している。
2009年4月のAdMobネットワーク上のWebサイトおよびアプリケーション利用状況を米調査会社Gartnerが発表した2008年のOS別スマートフォン販売台数と比較したところ、Symbian OS搭載スマートフォンは販売台数ではシェア52%と圧倒的な1位だが、Web閲覧では36%でiPhoneに1位を譲った。一方Web閲覧では43%のシェアを占めて1位のiPhone OSは、販売台数ではシェア8%で4位だった。
iPhoneやHTC製スマートフォンなど、一般のHTMLサイトを閲覧しやすいデバイスの出現により、モバイル向けサイト以外へのアクセスが増加しているという。米調査会社Net Applicationsが発表した4月のスマートフォンからHTMLサイトへのアクセスシェアと比較したところ、iPhoneからのアクセスは2位のAndroid(シェア9%)を圧倒的に離し、65%のシェアを占めた。
また携帯電話全体に占めるスマートフォンのシェアでは、Gartnerによる販売台数では12%だが、AdMobによるWeb利用率では35%と約3倍に上った。
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