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ブラウザプラグイン特許のEolas、AdobeやGoogleなど20社以上を提訴

» 2009年10月07日 11時26分 公開
[ITmedia]

 かつてブラウザ用プラグインの特許をめぐってMicrosoftを訴えた企業が、AppleやAdobe、Googleなどを相手取った訴訟を起こした。

 米Eolas Technologiesは10月6日、テキサス州の連邦地裁に特許侵害訴訟を起こした。同社の特許を侵害している被告として、Adobe、Amazon.com、Apple、Citigroup、eBay、GoogleおよびYouTube、Playboy Enterprises International、Sun Microsystems、Yahoo!など20社以上を挙げている。

 Eolasが侵害されたと主張する2件の特許のうち1件は、米国特許5,838,906号。Webブラウザで双方向的な埋め込み型アプリケーション(プラグイン)を動かすための技術に関連したものだ。同社は以前、Microsoftがこの特許を侵害したとして訴訟を起こして5億6500万ドルの損害賠償を勝ち取り、Microsoftは結局この特許のライセンスを取得した。

 もう1件の米国特許7,599,985号は、プラグインおよびAJAXを使ってWebサイトに埋め込み型アプリケーション追加する手法に関するもの。

 Eolasは「対価を払わずに他人の発明から利益を得るのは不公正だ」として、侵害差し止めと損害賠償を求めている。

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